困っている女性のために何かしたいと書いた人の責任の重さ

「困っている女性のために何かしたい」

これはつい先日におきた実話です。

その言葉に悪意は微塵もあった訳では無いのです。
ただ、その項目が「ボランティア」という枠にあった事でした。
勇気を出して、「助けて」と送った私に、「どうしましたか?」と返信がきました。

私は、色々な事をして、知恵を振り絞り、行動した結果、
八方塞がりな生活状況で、この言葉を書いてしまったのです。

でも、見ず知らずの人間の事を心配して、時間を割きメッセージを送って
下さったという事についてお礼の電話だけと思いかけました。

私はもうすぐホームレス状態になる可能性がある事や仮に荷物だけでも預けられたら
身だけは子供の所でしばらくであれば居候出来る旨を伝えました。

公的な給付、貸付などは今の私では受けられないという事を伝え、色々とご心配
頂いた事について、お礼をお伝えしたくご連絡しました。と。

電話に出た方は、まだ年齢的にも若い20代の男性でした。
「何度だけなのですが、会った事のある女性の家で荷物だけでも預かってもらえないかを
聞いてみます」とおっしゃった。

電話で話している方がどこのどなたなのかも知らない中、その方もよく知らない女性に
私の私物を預けるという事は、色々な問題があると思うのでそれは結構ですとお伝えしました。
ただ、私は今住んでいる家から出なくてはいけない事が決まっているので、
その頃に、
「女性だけでは運ぶには重い荷物だけ一緒に運ぶのを手伝ってはもらえませんでしょうか?」

答えは、「そういう事は、出来ません。やっていませんのでそれを専門でやっている人をあたってください。」との返事だった。

今、数千円しか手持ちのお金が無いという事も伝えたばかりに、
フードバンクを頼るか、貧困の子供の為の食堂があるので、そういう所へ駆け込むという
事も考えてみて下さい。とその人は私に言いました。


"助けたいと言われた人へ送ったメッセージ"

助けたいと言っていた人から1週間後に電話がかかってきました。
それで、私はその人へ迷いましたが、メッセージを送る事にしました。省略している箇所もありますが、殆どが実際に送ったメッセージです。


人を助けるという事は、困った人を誰か他人に託す事では無いと私個人的には思っています。
「女だけでは重いものなどは運べない物だけでも手伝ってもらうという事は難しいですか?」とお聞きした時、
「そういう事は出来ません、やっていません。」とのお答えが返ってきました。
「それ専門で出来る人をあたってみてください」とのお返事でした。

家の車が使えたら少しは運べるかも?と笑いながらおっしゃった事も、とても悲しい気持ちになりました。
何度か会った事のある女性に荷物をしばらく預かってもらえないか?聞いてみますと
私の心の内は、その言葉全てに心からがっかりしました。

人が本当にお腹をすかしているとは、どういう状態なのか?
家が無いという状態はどういう心境なのか?
もうすぐ家がなくなるという心境ってどんなものなのか?

以前、海外でマクドナルドへ入った時に、特別裕福な印象を受けるような女性では
ありませんでしたが、自分がランチを買ったついでに、暖かいコーヒーを2杯買って、
その1杯を、外にいたホームレスの車いすのおじさんに手渡し、

「今日は寒いわね!これ間違ってオーダーが入ってたみたいだから飲むのを手伝って?」
そう笑顔で言って、手渡してオフィスへ戻って行った後姿が今でも忘れられません。

明らかに、オーダーの時に2杯注文していたのを、私は見ていたからです。
そのコーヒーを手にしたおじさんの笑顔も一生忘れる事はありません。

「何か困ったことは無い?」と聞いたわけではなく、自分が出来る事を自分で実行する事が出来る人だけが結果的に本当のヘルプになるのだと思います。
1度しか助けられないのは、無責任で残酷では?という人もいるかもしれません。
ただ、その1度で救われる心がある事は確かなのです。

もし私よりも更に本当に最悪な状況の人だったとしたら、どうだったでしょうか??
電話を切ったあとに、今後の事を考えると八方塞がりに絶望し、ビルから飛び降りて死んでしまおうかなどという気持ちに発作的に襲われたら?

私自身は、人を助けるという事はそういう事も含めてリスクを背負う事だと思っています。
行動、発言、アドバイスが様々な角度からする自信が無いのであれば、
自分の知る事の枠の中の思いつきで中途半端な情報を伝えたり、人助けに関わってはいけないと私個人的には思います。


自力で助ける事が出来ないのであれば、口を挟んだり、手を貸そうとする事は
ただでさえ、精神的に弱っている人を振り回してしまうか、
混乱させてしまうか、更に精神的に追い込んでしまう事もあるという事をどうか、
忘れないで下さい。

「荷物を置かせてもらえないか?」と頼んで下さった知り合いの女性に対してもそうです。
きっとその女性も、不安な気持ちや、貸せないと言わなくてはいけない状況になり、
罪悪感を持たれたかもしれません。

知らない人に会うという行動は、女性にとって知り合いの男性が一緒であっても
怖い気持ちがゼロか?と言えば嘘だと思います。

だから、
見ず知らずの私と会う必要性は無い事を、必ずお伝えして安心させてあげて下さい。 
今後は、違う女性に対してそのようなお願いは、しないであげて下さい。


女性だろうと、男性だろうと、困っている人に手を貸す、知恵を貸すという事は
そういうリスクを絶えず持ち続けるという覚悟を持たなくてはいけないと思っています。

何か理由があって、家出してきた女性や、DVで逃げ出してきた女性、
風俗で働いてその日暮らしでもいいかと思っている女性などに対して、
不安材料が増える可能性のある、漠然とした案をどうか提案しないで下さい。

人助けは、片手間に出来るような事ではありません。

女性だけを助けたいのであれば、せめて女性なら何がどういう時に困るのか?
何をしてもらえると助かる、嬉しい、と思ってもらえるのか?

苦しんでいる人は、他人に迷惑をかけてはいけない、そう思って誰にも言えず
ギリギリのところまで精神状態が追い詰められている事をどうか忘れないで下さい。

人助け、ボランティアは、知識を持たないで行うサークルであってはいけません。

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シングルペアレンツとして、子育ても終わり自分の時間をたっぷり持てるようになりました。
世界や世の中、社会で起きている事に敏感に反応するのは、DV生活から海外へ逃げた勇気が持てたからかもしれません。

ここには、私の幼少期から今に至るまでに経験したり観たり聴いたりした事を、
社会へのメッセージとして書き綴っていきたいと考えています。

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