記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
2016年9月10日(土)放送の「嵐にしやがれ」で「激辛グルメバトル」が特集されていたり、東京新宿で9月19(月)まで「激辛グルメ2016」が開催されるなど、激辛ブームが到来しております。

「激辛」は一見身体に悪そうですが、適量さえ守れば、美容効果や胃炎予防にもなるってご存知でしたか?

そこで今回は「激辛が体に与える影響」を医師に解説していただきました。

辛いものが美容や健康に与える効果

胃腸の調子を整える

適量の唐辛子は胃の粘液の分泌を促すことで、胃炎などを予防してくれる場合があるといわれています。

睡眠

夕方以降、食事に唐辛子など辛いものを取り入れることで体温が一時的に上昇し、その後すっと下がることですんなり入眠できると考えられています。

免疫力

唐辛子は、「カプサイシン」という成分を含むことでも有名ですね。このカプサイシンは私たちの血液中にある白血球を活発に働かせることで、免疫力をアップさせる効果があると考えられます。

肌の代謝

免疫力にも関与する「カプサイシン」効果によって、お肌の血流が改善したり、発汗を促したりすることによってお肌の新陳代謝が良くなります。

便秘の改善

辛いものを食べると、腸が刺激され便秘の解消にもつながります。

ダイエット

カプサイシンの効果はダイエットにもおよびます。カプサイシンはアドレナリンの分泌を促進する働きがあり、アドレナリンは脂肪を分解する酵素を活性化させることによって脂肪を燃焼しやすくします。

また、辛いものを食べた時の発汗作用は、身体の中の汚れや余計な物質を洗い流す効果も期待できますね。

食事誘発性熱産生(DIT)

食事を摂った後、身体の中に取り込まれた栄養素が分解されて、その一部分が身体が産生する熱となって消費されることになります。

このため、食後は何もしなくても代謝が増えることになります。この食後に代謝が増加することを食事誘発性熱産生と呼びます。

辛いものを食べる人ほど死亡リスクが低い?

辛いものを食べる人ほど死亡リスクが低い、という論文、テーマとしては非常に興味深いもののように思います。

ただ、中国自体非常に大きな国で地方によって辛いものを多く消費する地域、そうではない地域などもあると思います。

遺伝的なものや辛いもの以外の食習慣(例えば健康に良いとされる発酵食品など)もそれぞれ異なるケースがあると思いますので、今後さらなる検証が楽しみですね。

辛いものの食べ過ぎが身体に与える悪影響

生活習慣病

刺激に慣れて、より強い味を求めすぎるようになり、塩分や糖分なども摂りすぎて高血圧糖尿病などのリスクを上げてしまう可能性も考えられます。

喘息などの悪化

とても辛いものは身体のあちこちの粘膜に刺激を与えます。

気管支などにも影響を与え、カプサイシンの刺激によって、喘息のお持ちの方は特に呼吸器症状を誘発してしまうことがあります。

味覚が鈍くなる

極端に辛いものは舌にある味蕾を壊してしまう可能性があるといわれています。

辛いものの食べ過ぎでおなかを下した時の対処法

まずは、水分をしっかり摂って安静にすること。冷たすぎるものや熱すぎるもの、辛いものはもちろん味の濃いものは避けて、しばらく消化の良いものを控えめに食べて胃腸を安静にする必要があるでしょう。

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医師からのアドバイス

辛いものも、食べなれるとおいしいものですが、食べ過ぎは味覚障害や、お腹を壊すことにもつながります。

ほかの食べ物もそうですが、適量をおいしく食べられるようにしたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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