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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
毎年流行をみせるといたるところで注意喚起がされる「インフルエンザ」 感染すると高熱や節々の痛みに苦しめられてしまいます。

そんなインフルエンザの症状で吐き気や嘔吐が生じるケースが多いことは意外と知られていませんが、対処方法を知っておかないと悪化する危険もあります。

そこで今回は「インフルエンザによる嘔吐」の原因や症状、そして対処方法を医師に解説していただきました。

インフルエンザで吐き気や嘔吐をしてしまう原因

【a型インフルエンザ】
ウイルスの変異が非常に多く、年によっては吐き気や嘔吐が強いものが流行することがあります。

【b型インフルエンザ】
インフルエンザの中でも比較的吐き気や嘔吐など消化器症状が出やすいと考えられています。吐き気や嘔吐が出るタイミングとしては、熱が上がってからの場合が多いようですね。

【抗インフルエンザ薬の副作用】
抗インフルエンザ薬を使用する場合、内服や吸入によるもので治療を始めるケースが多いと思いますが、副作用として吐き気や嘔吐が出る可能性があります。

もしこういった症状が出て、服用継続が困難なケースでは点滴で投与可能な抗インフルエンザ薬などもありますので、主治医の先生に相談してみましょう。

インフルエンザの吐き気や嘔吐の症状

インフルエンザの症状によって吐き気や嘔吐が出ることもありますし、抗インフルエンザ薬の副作用などによって吐き気や嘔吐が出る場合もあります。

また、インフルエンザによるもののように思っても、ノロウイルスロタウイルスなどほかの原因によるもの、また合併しているケースなどもありますのでほかの症状などから原因をよく見極めることが大切ですね。

幼児におけるインフルエンザの吐き気や嘔吐の注意点

小さな子供さんが気分が悪くて吐き気がしたり嘔吐することはよくあることですが、気分の悪さをうまく言葉で伝えられなかったりすることがあります。

身体が小さいために嘔吐で水分を失うとすぐ脱水になってしまう場合がありますので、十分な注意が必要ですね。

インフルエンザの吐き気や嘔吐の対処

■我慢ずることはせず、吐き気が襲ってきたら吐いてしまうのが良いでしょう。

■ウイルスを体内から追い出すための反応ですから、無理に吐き気止めなどで抑えてしまわないようにします。

■インフルエンザは38度を超える高い熱が出ていることが多いです。それと相まって脱水の危険性が高くなりますので、水分補給、電解質補給は十分注意しておこなうようにしましょう。

■経口で行うことが難しい場合には、医療機関を受診して、点滴などをおこなう必要があります。

インフルエンザの嘔吐物の処理方法

■直接吐物には触れないようにして、使い捨てのビニール手袋などを使用して処理を行うようにしましょう。

■マスクや手袋、エプロンなどで身体を覆い、新聞紙などで吐物全体を覆うようにして処理するとよいでしょう。

■処理後はその場を消毒し、処理した方も身に着けていた洋服は洗濯して、ご本人も入浴されるようにするといいですね。

■処理した新聞紙などの入ったごみの袋はしっかり密閉しておきましょう。

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医師からのアドバイス

インフルエンザ、と聞くと、高熱や関節痛のイメージが強く、あまり嘔吐のイメージはないかもしれませんが、嘔吐や下痢といった消化器症状も特にB型の場合には多いものです。

脱水などに気を付けて、早い回復を目指したいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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