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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
女性特有の悩みと言えば「オリモノ」があげられるかと思われますが、意外と実態を知らないかたも多いのではないでしょうか。

ニオイやかぶれが気になることもあるかとは思いますが、おりものは女性にとってひとつの身体のバロメータとなりますし、必要なものとなります。

今回は「オリモノからわかる女性の体調」について、医師に聞いてみました。

オリモノができるメカニズム

オリモノは、膣から分泌された物質と、子宮頸管粘液、汗腺からの分泌物などが混ざったものをいい、酸性のあるねばついた液体です。

生理が原因で起こる茶色のオリモノ

生理前後の茶色いオリモノは、経血が混ざっている場合などが考えられます。

また、排卵日前後にも軽く出血がある場合もあり、茶色いオリモノが見られる場合もあります。

病気が原因の茶色のオリモノ

【子宮頸がんや子宮体癌】
茶色いおりものが多く、匂いも強い場合はこれらの悪性疾患による出血などの可能性があります。

【膣炎】
萎縮性膣炎や非特異性膣炎などの場合に、悪臭のする茶色いおりものが出たり、かゆみが現れる場合があります。

ストレスが原因の茶色のオリモノ

ストレスが強いと、ホルモンのバランスが乱れ、その影響で不正出血が見られることがあります。この場合、茶色いオリモノという形で現れることが良くあります。

不正出血が原因の茶色のオリモノの症状

不正出血があると、特に少し古い血が出てきた場合などに茶色っぽいオリモノが出るときがあります。

妊娠中の茶色のオリモノ

妊娠の初期に茶色いオリモノが見られることがあり、これは体内で赤ちゃんが大きくなっていくときに妊婦さんの身体の中で細かい血管が切れて少量の出血が起こっていることが多いといわれます。

茶色いオリモノは古い変色した血液であり、現在の出血の場合は鮮血が見られるので、一日二日で終わり、茶色い出血がごく少量で腹痛やお腹のハリなどもなく、赤い血も全く混じっていなければあまり心配する必要はないことが多いと思います。

オリモノは改善するものではない?

オリモノは女性の身体に必要なものであり、個人差はありますが、匂いや色などにも異状なければ「改善する」ということはできないですし、する必要はないと考えられます。

もちろん、量や色、匂いや形状などに変化が見られたときは、性感染症を含む何らかの病気の可能性がありますので、ぜひ早急に婦人科を受診してくださいね。

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オリモノは体調のバロメーター

量が多い、匂いが気になる、などオリモノでお悩みの女性は結構多くいらっしゃいます。

しかし、個人差もありますし、今まで特に変化なくその状態であったということであれば、正常範囲である可能性のほうが高いかと思います。

また、排卵日付近に卵の白身のようなプルンとしたおりものが出る、生理周期によっておりものの量やニオイ、形状などが毎月変化する、というのも皆さんが経験されることでしょう。

リラックスして体調の一つのバロメーターとしておりものをとらえていきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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