切迫早産で予定より4ヶ月も早く生まれた612gの娘

筆者には2歳になった娘がいます。その娘は3,341gで生まれ、とても元気で、よく動き、よく食べる本当に健康的な娘です。

そんな娘に2016年8月、妹が生まれました。
その子は妊娠23週の時に生まれた612gの未熟児でした。

ある日の夜中、突然の陣痛に苦しみ病院へ行くと子宮口が全開になっていて緊急帝王切開で生むことになった次女。

生まれてすぐNICUに運ばれていった筆者の大切なもうひとりの娘。

今回はそんな次女が教えてくれた子育ての楽しさ、素晴らしさについてお話させてください。

6日間という短い期間で気づかせてくれた命の大切さ

長女がとても元気で当たり前の生活を当たり前に過ごしていた分、私は2人目の妊娠、出産、これからの子育ても「当たり前」に想像していました。

もちろん経過も問題なく、
もちろん予定通り帝王切開(長女を帝王切開で出産したので次も予定帝王切開の予定だった)で元気な次女を出産して、
もちろん元気にすくすく育っていって姉妹で成長していく。

そんな毎日を今でも夢見ます。

けど、現実はそんな甘くありませんでした。次女は先程言ったように妊娠23週で生まれてしまい、612gでお腹から出てきてしまいました。

そのせいで、「脳室内出血」(頭の中の出血)や、「肺炎球菌の感染」(新生児では珍しいと言われました)、「動脈管開存症」(本来閉じなきゃいけない動脈管が開きっぱなしになっている)など様々な問題を抱えて生まれてきてしまいました。

そして生まれて6日目に次女は息を引き取りました。

6日間しか生きていない小さな小さな我が子に私は命の大切さを教わりました。

当たり前のことなど何一つないことを教わりました。

そして、子育ての楽しさも教わりました。

NICUで闘う娘が教えてくれた子育ての楽しさ

子供の死は悲しいもので、何が「楽しい」のかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

けれど私は次女の生きた6日間を振り返ると涙も出るけど笑顔にもなれます。

「パパ似で美人さんになるね」そうパパと話しては将来を2人で想像したこと。

「この子ちょっと食い意地はっててお姉ちゃんと一緒だね」お口にちょこっと母乳を垂らせばペロペロ舐めていて元気なお姉ちゃんそっくりだったこと。

「たくさん動いて元気だね」決していい状態ではなくてもこの子は元気いっぱいに手足を動かしていました。その姿に力強さを感じたこと。

今はどれもとても大切な思い出で、楽しい子育てでした。


触ることすら怖くて震えながら触ったとき
一度だけさせてもらえた抱っこ
搾乳した母乳をお口に垂らしたあのとき

子育てしていれば当たり前に経験するそれらがこんなにも楽しいものでこんなにも愛おしい時間だったのだと気づかせてくれたのは次女でした。

子供が亡くなればもちろん悲しいし、時には自分を責めてしまうこともあります。

けど、子供がいたあの日々すべてを悲しいものにしてしまっては子供はきっと喜ばないでしょう。きっと私の頑張りをもっと褒めて!もっと楽しかったことを思い出して笑って!そう言ってくれることでしょう。

辛いことも悲しいこともある。でも、それ以上に楽しい事は沢山ある

子育てをしていればどれもこれも楽しいと言えるほど甘いものではなく、きっと辛く悲しいことが沢山待ち受けていて最初は「こんなはずじゃなかった」「子育てがツライ」そう感じることがあるかもしれません。

でもそんなときはわが子を見てください。

昨日より成長した姿や、笑顔、声、そしてママを大好きだと思う気持ち。

それらがきっとママの心を癒してくれます。生きているのだからいいじゃない。次女を亡くしたからと言ってそうは言い切りません。やはり生きているからこその苦難ってあります。

でも、成長していく我が子の姿を当たり前とは思わないでください。

日々あなたの隣で子供は、新生児から赤ちゃんへ。赤ちゃんから子供へ。子供から大人へ…。逞しく成長しています。その成長を見守るのが最大の親の楽しみと思い、これから長く永遠に続く子育てを楽しんでくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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わんぱくな2歳の娘の育児に追われながらパートに勤しむママです。幅広いジャンルのものに興味を持って執筆していきたいです!

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