私が次女を妊娠した時、悪阻がかなり酷く、少しでも軽減出来れば…と紹介して頂いた鍼灸院の先生に『悪阻について書いてあるから読んでみて』と貸してもらった本がありました。

なんとなく読んでみた本に書かれていた事は

『帝王切開で産まれた子は産まれてくる苦労を知らない子』
『陣痛の痛みに我慢出来ず安易に帝王切開をする母親が増加している』

そんな内容が書かれた本でした。

私には二人の子供がいます。二人とも帝王切開で出産をしました。

長女のお産時に42時間の陣痛をし、陣痛促進剤など色々な事を試したものの子宮口が開かない上に赤ちゃんが下がる事もなく、帝王切開をしました。

もちろん自然分娩で出産するものばかりと思っていました。
少しでも安産になるようにと毎日毎日長時間歩いたり、ストレッチをして過ごした事は今となっては良い思い出でもあります。

長時間の陣痛をしたものの、帝王切開になりましたが、娘が産まれた瞬間は喜びと達成感でいっぱいでした。

それはいけない事なのでしょうか?

麻酔がかかっているから手術中の痛みはもちろんありません。

でも、お腹を引っ張られる感覚や、麻酔が上半身にも上がってきて意識が遠退く感覚、寝返りさえ打てない術後の痛み、赤ちゃんを抱っこして歩きたいのに痛みで我が子を抱くことすら痛い…などは帝王切開を経験した人ならではの苦労だと思います。

何より『痛み云々より自然分娩をしたかった。』その気持ちに悩まられる方も多いでしょう。

そもそも『苦労の無いお産』などあるのでしょうか……。

赤ちゃんを授かる事はとても有り難い事です。
悪阻を経験される方もいますし、
大きくなってるかな?など、妊婦になれば赤ちゃんの無事を願わない日はありません。
お腹が大きくなれば今までのように身軽には動けません。赤ちゃんの胎動に眠れない日もあります。
お産方法云々以前に、母親になる事に『苦労は無い』など言えるのでしょうか…。

帝王切開だからって、特別扱いしてほしい訳じゃない。ヨシヨシ頭を撫でてほしい訳じゃない。
痛みや辛さも経験した人じゃないと分からないのは皆同じ。

それでも、赤ちゃんを身籠り産んだ事にただ『お疲れ様でした。』と声をかけてほしい。

出産がゴールではありません。

これから始まる長い育児に、お産の方法一つで『痛みに我慢出来ない母親・痛みを知らない母親』『苦労を知らない子供』だなんて決めつけないでほしい。

私のお腹には縦にくっきりと出産した際の傷が残っています。
次女を出産し、一年たった今も傷口の痒みなどの不快感はあります。

それでも、この傷口を見るたび二人に出会えたあの瞬間を思い出し初心に戻れる気がします。

帝王切開で出産した我が子は自慢の我が子です。
胸を張ってそう言いたいと思います。
どんな方法で出産されていてもお母さんは皆素晴らしい。

出産方法に対する偏見・それに悩むお母さんが少しでも減ることを私は願います。

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yunkomama このユーザーの他の記事を見る

天然な旦那を持ち、2児の姉妹の子育て真っ盛りのママです。

普通の主婦が普段感じたあんなことやこんなことを書き共感して頂けたらと思います。

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