台風が近づくと、自らの危険を顧みず、街の様子をリポートする記者がいる。

そこに映る人たちは、「なぜ、いまそこに?」と思わずにはいられないほど、危ない状況に置かれている。

傘が逆さまになり、雨でずぶ濡れになっているだけなら、まだマシな方で、膝まで水に浸かっている人や風に飛ばされそうな人もいる。

慣れた道なのかもしれないが、冷静な判断ができない状況では、どんな被害を被るかはわからない。

台風のたびに同じようなことが起こり、命を落とす人も少なくない。

嵐の中をなぜ外出しているのか。
やめることもできたのではないか。
甘くみているのではないか。

特に多いのが、サラリーマンである。

使命感なのか。
義務感なのか。
それとも、強迫観念なのか。

何が何でも出勤しなければならないと思っている。仕事が滞ることを異常なまでに恐れている。

代わりの人材などいくらでもいるのに、である。それを一番恐れているのかもしれないが。

会社が、出勤を止めなければならない。従業員の命が掛かっていることを第一に考えるべき。

1日仕事が止まると、損失が出るのは間違いない。だが、人の命とどちらが大事なのか。大切なことに、目をつぶっているように思う。

日本は、毎年台風がやって来て、少なからず被害をもたらす。わかっていることなのだから、対策を立てておけば良いのである。

出勤しなくても、仕事が進む手立てはいくらでもあるだろう。

ネット時代なのだから、「在宅勤務」で良いのではないか。資料もデータもパソコンに入れておけば、どこにいたって仕事ができる。スカイプで会議もできる。

1日2日程度なら、充分に機能するのではないか。

台風に限らず、さまざまな災害が想定できるのだから、『緊急時在宅勤務』のシステムを構築しておくべきではないか。

従業員の命を守り、仕事が滞ることもない。用意周到が、事業を発展させる礎となる。

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佐藤きよあき このユーザーの他の記事を見る

1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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