国旗・国歌に対する感情はそれぞれですが、オリンピックなどの国際大会では国を代表する選手として、かならず国旗・国歌を背負うことになります。他国の国歌がどのような歌詞でどのような意味を持つのか知っている人は少ないはず。ちょっと比較してみました!

我らが祖国 日本。建国2676年!

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
こけのむすまで

— 君が代、日本の国歌

出典 https://ja.wikipedia.org

子供の頃はなんてゆっくりしたつまらない歌だろうと思っていましたが、年をとるにしたがって、悠久の歴史を感じる荘厳な歌だなぁと感じるようになりました。古今和歌集の短歌から来ているそうです。細かい小さな石が積み重なって大きな岩となり苔が生えるまでの長い長~い年月をあらわしていますね。

遠くて近いアメリカ。建国240年!

アメリカ国歌『星条旗 The Star-Spangled Banner』

1.Oh, say can you see,by the dawn's early lightWhat so proudly we hailedat the twilight's last gleaming?Whose broad stripes and bright stars,through the perilous fight.O'er the ramparts we watchedwere so gallantly streaming?

1.おお、見えるだろうか、夜明けの薄明かりの中 我々は誇り高く声高に叫ぶ危難の中、城壁の上に雄々しく翻(ひるがえ)る太き縞に輝く星々を我々は目にした

And the rockets' red glare,the bombs bursting in air,Gave proof through the night thatour flag was still there,Oh, say does that star-spangledbanner yet wave.O'er the land of the freeand the home of the brave!

砲弾が赤く光を放ち宙で炸裂する中 我等の旗は夜通し翻っていた ああ、星条旗はまだたなびいているか? 自由の地 勇者の故郷の上に!

出典 http://www.world-anthem.com

雄々しい英雄のイメージそのままですね。イギリスから独立を勝ち取った喜びが感じられます。4番まであって長いので、2番以降は割愛。
アメリカに住んでいた方からお聞きしたのですが、お子さんが通われている現地の学校へ用事があって伺った朝、校内放送でアメリカ国歌が流れだしました。そうしたらまわりの人たちはみなさん立ち止まり、胸に手を当ててじっと聞き入っています。不思議に思いながらその方はすたすた歩いていると、とても奇異な目で見られたそうです…

歴史と文化の国フランス。建国226年!

フランス国歌『ラ・マルセイエーズ La Marseillaise』

1.Allons enfants de la Patrie,Le jour de gloire est arrivé!Contre nous, de la tyrannie,L'étendard sanglant est levé!L'étendard sanglant est levé!Entendez-vous, dans les campagnes,Mugir ces féroces soldats?Ils viennent jusque dans nos brasEgorger nos fils et nos compagnes!

1.いざ祖国の子らよ!栄光の日は来たれり暴君の血染めの旗が翻る戦場に響き渡る獰猛な兵等の怒号我等が妻子らの命を奪わんと迫り来たれり

[ Refrain ]Aux armes, citoyens!Formez vos bataillons!Marchons! marchons!Qu'un sang impur abreuve nos sillons!

<リフレイン>武器を取るのだ、我が市民よ!隊列を整えよ!進め!進め!敵の不浄なる血で耕地を染めあげよ!

出典 http://www.world-anthem.com

フランスの建国は、ルイ16世を処刑してフランス共和国となったときを指しているので、歴史は長いのですが、現在のフランスというかたちの国は意外と短いです。革命によって建国した歴史のとおり、かなり激しい歌詞ですね。なんと7番まであります!

お隣の大韓民国。建国68年!

동해 물과 백두산이 마르고 닳도록하느님이 보우하사 우리나라 만세
무궁화 삼천리 화려강산대한사람 대한으로 길이 보전하세

東海(日本海)が乾き果て白頭山が磨り減る時まで神の護り給う我が国 万歳
<コーラス>むくげの花(=韓国の国花) 三千里華麗な山河  大韓人よ大韓を永久ならしめよ

남산 위에 저 소나무 철갑을 두른 듯바람서리 불변함은 우리 기상일세
가을 하늘 공활한데 높고 구름 없이밝은 달은 우리 가슴 일편단심일세
이 기상과 이 맘으로 충성을 다하여괴로우나 즐거우나 나라 사랑하세

南山の老松 鉄の鎧をまとい風霜の変わらざるは 我等の気性なり
広い秋の空 雲ひとつなく澄み渡り輝く月は我等の精神一片丹心(誠実な心)なり
この気性とこの心で忠誠を尽くさん辛くとも 楽しくとも 国を愛さん

出典 http://www.world-anthem.com

なんと初めは『蛍の光』のメロディに合わせて歌われていたとか。現在は、安益泰が管弦楽曲『韓国幻想曲』の終曲として発表したメロディーで歌われるようになったとのこと。我が国万歳!という内容ですね。

近隣の大国 中華人民共和国。建国67年!

中国国歌『義勇軍行進曲(進行曲)』

起来! 不愿做奴隶的人们!把我们的血肉,筑成我们新的长城!中华民族到了最危险的时候毎个人被迫着发出最后的吼声

いざ立ち上がれ 隷属を望まぬ人々よ!我等の血と肉をもって我等の新しき長城を築かん中華民族に迫り来る最大の危機皆で危急の雄叫びをなさん

起来! 起来! 起来!我们万众一心,冒着敌人的炮火,前进!冒着敌人的炮火,前进!前进! 前进! 进!

起て!起て!起て!万人が心を一つにし敵の砲火に立ち向かうのだ!敵の砲火に立ち向かうのだ!進め!進め!進め!

出典 http://www.world-anthem.com

国歌の成立は清朝時代にさかのぼるそうです。清国が滅亡する寸前の1911年に出来上がった歌だとか。かなり好戦的な歌詞ですね。中国もフランスと同じように皇帝を廃して現在の国家体制になりました。

現在も国王が存在するイギリス。建国309年!

『God Save the Queen ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン』(女王陛下万歳)

1.God save our gracious Queen,Long live our noble Queen,God save the Queen:Send her victorious,Happy and glorious,Long to reign over us;God save the Queen.

1.神よ我らが慈悲深き女王陛下を守りたまえ我等が高貴なる女王陛下の永らえんことを神よ我らが女王陛下を守りたまえ勝利・幸福そして栄光を捧げよ御代の永らえんことを神よ我らが女王陛下を守りたまえ

出典 http://www.world-anthem.com

「女王陛下万歳」って、男性の国王のときはどうするんだろう… といういらぬ心配をしたのですが、やはりそのときは歌詞が変わるそうです。6番まであります。法制化はされていないそうですが、事実上国歌として扱われているとのこと。イングランド王国の成立は西暦927年、スコットランド王国の成立は西暦843年で古いですが、現在のイングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドが合同となった国としては300年ほどです。

いかがでしたでしょうか?
自国を見直すためにも、他国を知るということも必要ではないかなと感じます。
まだまだたくさんの国がありますので、ぜひ調べてみてくださいね!

この記事を書いたユーザー

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大手企業、都内の総合病院や美容皮膚科などに看護師として勤務後、女性の心を軽くするヒーリングサロンを開業。女性が輝くための塾「大和撫子塾」設立。小笠原流礼法・茶道・書・禅など修行中。NPO法人岐阜立志教育支援プロジェクト認定講師。地域福祉の広場GIFU世話人。選挙出馬経験あり。

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