青春18きっぷを使って旅に出た

今回、夏の青春18きっぷを使用して福島まで出かけてみました。そのときの雰囲気をお知らせいたします。

最初に乗ったのは5:10発の宇都宮行です。

宇都宮線のグリーン車

出典筆者撮影

宇都宮線や東海道本線にはグリーン車に乗れる

知ってそうで知らない方がいるので初歩的説明を。実は普通、快速列車のグリーン自由席、つまり特殊車輛でない、あらかじめ席を指定して発行されないグリーン車にはグリーン券を購入すれば乗れるんです。


逆に特殊な列車でもグリーンでない一般の指定席に乗ることができます。ですのでイベント列車の指定席を確保できたら、18きっぷで乗ることが出来るんです。


そういう意味で、筆者は18きっぷで移動する際、優等座席が使用できる列車では大体優等座席を利用します。理由は簡単で、筆者ももう若くないので身体に負担をかけたくないからです。


また、グリーン車は車内販売があるのも嬉しい特典です。宇都宮線なら概ね宇都宮までアテンダントが乗務します。一部の車輛では10月よりホットコーヒーも販売されます。昔は淹れたてのコーヒーだったのですが、利用客がいなかったようで、今はすべて缶コーヒーになっております。

宇都宮から席の争奪戦が始まる

黒磯へ向かう東北本線の車内

出典筆者撮影

宇都宮に6:51に到着すると、ホームを跨いで6:56発の黒磯行に乗り換えます。10年くらい前には進行方向に向いたクロスシートの車輛でしたが、いまではほぼ、山手線と同様、ロングシートで構成されます。乗った車輛が新しいのか、まだ座り心地は悪くありませんでした。

ただ、10輌あった車輛から4輌編成に乗り換える都合上、席は争奪戦になります。もちろんこれは18きっぷ利用者、通称18キッパーと呼ばれる方々が利用する期間ですので、普段利用される方にとっては迷惑この上なかったのかもしれません。

黒磯での仁義なき闘い

7:47、黒磯に到着すると、もうみんな階段にダッシュです。4輌だった車輛が今度は2輌になります。どんどんローカルになってますから、そのローカルな4輌で満席なのですから、もうその名の如く椅子取りゲームと化します。

ちなみにベテラン?はさりげなく黒磯行には4両目に乗車します。4両目が一番階段が近いからです。

こうして席を勝ち取った者、敗れた者との玉石混淆の車輛が発車したのが7:54、もちろん満車で出発します。

利用者も多岐にわたる

昔は見た感じから男性のマニアックな風貌が特徴的でしたが、いまは普通に老若男女のグループ旅にひとり旅と、さまざまな方が入り混じります。やはりマニアだとミニ版の時刻表を携帯して時刻に見入っております。こういう方は概ねカメラも一眼レフなんかを持ってて、鉄道に乗るために旅行している、いわゆる「乗り鉄」だとわかります。

また、スマホで時刻を検索して効率良い旅行しようとするぶらり旅派、トレッキングを楽しむ派に分かれます。筆者のように取材や調査目的で移動する方はおりません。逆に筆者が特殊ケースになっております。

郡山で待たされる

こうして郡山まで乗車して9:01になりました。次は少し間隔が明いて9:24です。ここで朝食の買い出しができます。また、このあたりからはクロスシートの車輛の確率が上がるので、駅弁をついばんでも恥ずかしくない雰囲気になります。また、そういう方用なのか、かならずトイレ脇にゴミ箱が設置されております。

ちなみに宇都宮でも駅弁は販売しておりますが、全部のラインナップが揃うのは8:00以降です。

郡山駅の混雑風景

出典筆者撮影

席を確保してから移動が原則

長旅ですので、なるべくなら座って移動したいのが普通ですよね。その場合、20分の待ち時間でしょうが、先に席を確保することをお奨めします。列車によってはもう待機していることもありますので、席を確保後に買い物をしないと座れないことが多いのが最近の傾向です。

やはり雑誌等で宣伝しているからなのかもしれませんが、本当に10年前まではザ・マニアといえる方々で充満していた18キッパーですが、そのコアな人種に一般の人種が混ざれば人口が倍増するのは当然ともいえるでしょう。

ようやく福島に到着

10:10、福島に到着しました。ジャスト5時間の旅でした。

客層を見ると、間違いなく8割以上が18キッパーで、当然強者たちは仙台まで行く方もいるのでしょう。仙台へ向かう電車は快速なので、12:00前には仙台に到着することが出来ます。私も予定がないなら仙台へ、と思うでしょうが、それはかなり危険な行為です。

鉄道マニアならいざ知らず、滞在時間を計算すると移動時間も含めて5時間しか遊べません。帰りもまた同じような争奪戦を繰り広げての移動は、よほどの精神力がないとできません。筆者的には1泊をお奨めしたいところです。

総括して

雑誌の宣伝もあって、利用者が増えている反面、JR側は第三セクターに切り替える等、利用できる環境を減らしているのが最近です。10年前には夜行列車もあって長距離の移動もしやすかったのですが、それもほぼ全滅しているのが現状です。

安く旅が出来るのが魅力の青春18きっぷですが、乗りこなすには様々なテクニックが必要と感じたこのごろです。

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あさくらゆう このユーザーの他の記事を見る

在野の歴史研究家です。主に幕末維新史を中心に活動しております。昨年は『斎藤一~新選組論考集』の執筆、編集を行い、子孫の縁を経て、斎藤一の写真を公開する等、メディア活動を行っております。

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