◆ ある有名女優からのメッセージ

「膣をタブーにしないで」
そんなメッセージがある女優から雑誌の表紙写真という形で発信され、海外で話題となっています。これは、若い女性が「恥ずかしい」を理由に婦人科がんの検診に行くのをためらってしまうという現代社会へ投げかけた彼女なりのメッセージです。女性の大切な部分をひまわりの花で飾る事により、世の中へ訴えかけています。

婦人科がんに対する認識を高めようと、スーパーモデル、女優として活躍するカーラ・デルヴィーニュが陰部にひまわりを一輪飾った姿で、サンデー・タイムズ・スタイル紙の表紙を飾った。着ているパーカーには「レディ・ガーデン(女性の陰部を意味するスラング)」と書かれている。

出典 http://www.huffingtonpost.jp

カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)はイギリスのファッションモデル、女優。三人姉妹の末っ子で、長女のクロエはソーシャライト、次女のポピーもソーシャライトそしてファッションモデルという有名姉妹。
カーラはその美貌だけではなく、メッセージ性のある発言や活動も注目を浴びています。

◆ 恥ずかしいはNG!検診には行くべきです

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多くの女性を悩ませる子宮がんや卵巣がんなどの婦人科がんは「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」と呼ばれています。それは初期症状が出にくい=早期に気づきにくい為、若くして命を落とす人もいるからなんです。カーラは「自分の体について、もっとオープンに話そう」と呼びかけるイギリス婦人科がん基金「レディ・ガーデン・キャンペーン」のサポーターとしても活動中。

「膣についてオープンに話すのがタブー視されていますが、それを変えたいんです。だって体の一部なんですから。誰だって、自分の裸を恥ずかしいと感じなくていいと思います。自分の体は他の人と違う、と感じることがあるかもしれないけれど、どんな体だって美しいんです」

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自身のインスタグラムで表紙の写真を公開したカーラは「こんなに大切な問題の関心を高める活動に参加できて、とても嬉しい」と話しています。レディ・ガーデン・キャンペーンは、2015年に女優のミカ・シモンズらによって立ち上げられました。
カーラの他にも、モデルのポピー・デルヴィーニュ(カーラの姉)や、シンガーソングライターのエリー・ゴールディングなど多くの著名人がサポーターに名を連ねている為、女性だけではなく多くの人々から注目されています。

このキャンペーンは「16〜35歳の女性の3分の1は、恥ずかしくて、婦人科がん検診を受けない」というイギリスの調査結果を受けて始まりました。確かに、産婦人科はなんだかちょっと怖い、恥ずかしい、と思っている方は多いと思います。何か気になるんだけど、でも行くの面倒くさいなあ、とか…。でも、それじゃダメ!という訴えを起こす為、もっと多くの人に、卵巣がん、子宮がん、子宮頸がん、膣がん、外陰がんといった婦人科がんについて知ってもらうための活動を続けているんです。

◆ 女性の「性」の素晴らしさを写真で伝えたい

出典 http://www.huffingtonpost.jp

こちらはアレクサンドラ・ソフィーという女性写真家の作品。彼女は自身の妊娠をきっかけに、体に対する見方が全く変わってしまったと言います。自身の体が持つ力に触発されたアレクサンドラは、友人の他、まったく面識の無い女性達と一緒に「ブルーミング・ガーデン」というプロジェクトをスタートさせました。
撮影されているのはすべて「女性の特定の領域」だけなんです。でも、いやらしさは全く感じません。

「私という庭に、種が植えられたような感覚になりました」と、ソフィーはハフポストUS版にメールで話してくれた。「そしてその種は、赤ちゃんが外の世界に出る準備ができたのを知らせる時計が鳴るまで、毎日少しづつ大きくなっていったのです」

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出典 http://alexandra-sophie.fr

このシリーズの作品のタイトルもプロジェクト同様に、「ブルーミング・ガーデン」と名付けられました。女性の体が本来持っている、命を作り、育み、誕生させる力の素晴らしさを表現しようとしているます。
普通、写真ではあまりクローズアップしない女性の大切な場所である陰部を、薔薇やヒナギクなどのお花、草や苔など植物で飾り、上から撮影したシンプルで力強い写真です。

出典 http://alexandra-sophie.fr

彼女は当初、母性や新しい命を誕生させる女性の力をテーマにしようとしていましたが、すぐに方向転換する事を決意しました。女性の持つ無数の可能性、楽しさ、奇妙さ、痛ましさ、ときにはタブーといった様々な要素の1つの側面しか表現していないことに気づいたからです。
そこで、女性の大切な場所を様々なモチーフで飾り、いやらしくないアート作品として発表する事で、改めて意識して貰おうとしたのです。

「最初、私はこのプロジェクトで、あくまで個人的な感情だけを表現するつもりでした」とソフィーは語る。「世界に向けて発信するのではなく、家族や夫などに見てもらって、私の気持ちが少しだけでも理解してもらえたらなあ、くらいに考えていたんです。でもプロジェクトが形になるにつれて、私たち女性がいかに素晴らしいかを称える作品になっていることに気づいたのです!」

出典 http://www.huffingtonpost.jp

出典 http://alexandra-sophie.fr

写真にはそれぞれテーマがあります。例えば「処女地」という作品では、苔に小さなキノコが2つ生えていることで処女性が表現されているんだそう。「ブラックベリー」と「成熟」という2つの意味を持つフランス語の「Mûres」(ブラックベリー)という作品では、女性の陰部にブラックベリーが置かれました。赤い果汁が滴ることで月経を表現しているのです。
こちらの写真の作品、「割れた卵」では、広げられた羽と割れた卵の殻、そして孵化できなかったヒナの一部が置かれています。あなたは何を感じ取りますか…?

出典 http://alexandra-sophie.fr

彼女は現在も、流産や病気、中絶、産前や産後のうつなどのテーマを扱いながら、このシリーズを製作中です。今後はモデルの年齢や体型をより多様化させていきたいと考えているんだそう。このプロジェクトを通じて、女性が経験する試練、妊娠による体の変化、そして新しい命を誕生させた喜びを幅広い視点で表現したいと考えているのです。

◆ 女性の「性」は恥ずかしい事ではない

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思春期だけではなく、大人になってからもなかなか打ち明ける事が出来ない、どこかタブーにしがちな女性の性、そして女性の大切な部分。でも、それは恥ずかしい事はありません。ある意味、知名度のあるモデルやタレント、著名人が先頭に立ち、世の中に発信してくれるというおかげで、メッセージを受け取った私達も改めて自分の体と向き合ったり、考える事が出来るのかも知れませんね。

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