新潟にある刃物メーカーは、その技術の高さが認められ、海外からも注目されている。需要が多いため、海外にも営業拠点を置くほどである。

同社職人の技術が優れていることはもちろん、企業としての成長戦略にその秘密が隠されている。

企業が成長するためには、何が必要なのか。

「商品力」や「営業力」を思い浮かべるかもしれないが、それらを高めるのは誰なのかを考えなければならない。

すべては、「人」である。働く人を成長させなければ、企業としての成長も望めない。

刃物職人の世界は、いまだ3Kイメージである。黙々と地味に仕事をこなす。

当然、若い人は入って来ず、後継者不足で事業は終焉を迎える。

だが、このメーカーは違う。3Kをまったく感じさせない。

オフィス、工場、製造マシン、そして従業員のユニフォームが、“カッコいい”。

「黒」を基調にし、デザイン性に優れている。工場とは想像できないくらい、洗練されている。

若い人なら、こんな会社に憧れを抱くだろう。働くことが誇りに思える環境である。

見ためは重要。

お洒落でカッコいい職場は、やる気を生み出す。やる気は成果に繋がり、会社の業績となる。業績が伸びれば、給料が上がり、さらなるやる気となる。

「職人は見ためなど、どうでも良い」という、古い思考回路は捨てなければならない。見ためを変えるだけでも、会社の業績は伸びるのである。

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佐藤きよあき このユーザーの他の記事を見る

1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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