日本全国の過疎地や高度成長期のニュータウンでは、徐々に買い物する場所がなくなり、買い物難民が増加している。

社会問題となっていることから、ネットスーパーや移動販売の復活など、さまざまな取り組みが行われている。

これにより、まだまだ充分ではないが、少しずつ不便さは解消の方向に進んではいる。

だが私は、これらの取り組みは、本当の意味での問題解決にはならないと捉えている。確かに、不便さは解消されるだろうが、それだけが買い物難民の抱える問題ではない。

買い物難民には、場所柄、高齢者が多い。

高齢者が求めているのは、“不便なくものを手に入れること”ではなく、“買い物をする場所”なのである。

買い物をする楽しさを味わいたいのである。

歳を取って、遠出することもできなくなった高齢者は、“たかが買い物”を非常に喜ぶ。さまざまな商品を自分で見てまわり、手に取り、選びたいのである。

そして、そこで出会った知人と話がしたいのである。店が社交場となる。

それが、高齢者の願い。本当に求めていること。

ネットスーパーや移動販売も必要なのだが、たまには買い物に出掛けたいのである。

元気で長生きしてもらうためには、ささやかな楽しみが欠かせない。

買い物に連れて行ってあげる取り組みが必要なのではないか。

一部では実施されていることだが、スーパーと行政が共同で、送迎バスを運行している地域がある。週に何度か、数カ所の乗り場を巡回している。このバスは無料となっているが、有料でも構わない。

ときどき買い物に行けることは、高齢者を笑顔にする。

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1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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