あなたはHSPという存在をご存知でしょうか。日本人には5人に1人の割合でいるとされている「繊細すぎる人」のことを指すのですが、一般の人には馴染めずに、密かにストレスを抱えながら生きている人たちがこのHSPに多いのだそうです。

 ただこのHSPにも、繊細過ぎるからこそ発揮出来る強みや個性があります。

 今回はあまり知られていない、HSPの特徴や、隠れた才能についてをお伝えしていきたいなと思います。

一般の人とHSPの違いについて

 日本人は外国人と比べて繊細な気質を持っています。これは日本らしい、上品なおもてなしの文化にも繋がっています。(例えば人の表情の変化に敏感で「空気を読む」ことが出来たり、絵画や伝統工芸品、精密機器の取り扱いや細かい作業が得意なども日本人ならではです。)
 ですが、HSPの「繊細さ」でいうと「大きな音にビックリしてしまう」「人のことを信じすぎてしまう」「人の感情と同化しすぎてしまう」「人と一緒にいるだけでストレスを感じやすい」という特徴があります。私もこのHSP自己診断テストに9割該当している当事者ですが、「人の感情に必要以上に感情移入して疲れてしまう」「人前で緊張して話が出来ない」「目の前の人の代わりに(感情を汲み取って)自分が涙してしまう」ということがありました。このように、HSPは、人の影響を受けやすかったり、感情移入をしやすいのです。

HSPが感じる「生きずらさ」とは?

 HSPはアスペルガー症候群や自閉症のような特徴を持ち合わせていたりもします。例えば、「好きなことには熱中するが、興味のないものには集中できない。」「自分の気持ちをうまく表現できない。」「注意を受けて困っているのに笑ってしまう。」「同じ道を通る、同じ順序でするなど、変化を嫌う。といった部分がみられることもあります。

 ただ、ここでHSP特有のエンパシー(共感能力)が入ってくると、その他の状況が異なってきます。場の空気を読み過ぎて自分の考えを伝えることが出来なかったり、本当は自分の考えを別に持っているのに人と合わせることに徹してしまい、ストレスを抱えてしまったり、自分の感情をコントロールしきれなくなって後で癇癪を起こすこともあります。また、人の表面的な感情と本音を感じ取ることが出来るので、良くも悪くも相手の思いを汲み取り過ぎてしまい、人を信じることが出来なくなったり、自己嫌悪に至る場合も少なくありません。

 そして、生まれつき身体が弱いという特徴もあります。見た目が健康的であったり、その場の状況に合わせて無理をしてしまう傾向にあるので、知らぬ間に自分の身体にムチを打っていたということもあります。良く言えばタフ、悪く言えば限界を知らないというのも、HSPならではかもしれません。

HSPの共感能力という才能

 こうしてHSPの特徴を改めて見てみると、生きずらくて肩身の狭い思いをしてきたことが分かっていただけたかと思います。私もつい最近まで自分の感覚が普通のものだと思っていたので、無理をしがちだったり、我慢癖がついていました。HSPの人たちは自分が人よりも繊細だと知るまでは、そのように自分自身を押し殺して過ごしてしまう傾向にあるのかもしれません。生きずらいという生活からいち早く脱出するためには、自分のタイプをきちんと認識することが重要なことでもあります。

 繊細さというのは、別の見方をすれば「共感能力」という強みになります。人の感情を汲み取ったり人の体調を察知すること、霊的なものを感じることができるのも、このHSPの特徴です。そういう意味では、HSPはスピリチュアル系のお仕事や、営業や看護師、整体師など人と関わる仕事が向いているという風にも言われています。また、ここ最近ではネットが主流になっていることから、ブログやSNSを活用しながら情報発信をする人も増えているようです。ネットが使え、自分の思いを発信できる場があるというのは、HSPが自分の考えを発信していく上では最高な手段と言えるでしょう。

まとめ

 ストレス社会に揉まれること自体も「生きずらさ」というものを生み出していますが、HSPの感じる生きずらさはまた別の種類のものになります。まずは自分の繊細さの根源を知り、自分に合った生き方を心がけることがストレスフリーや理想の生き方に繋がるのかもしれません。

この記事を書いたユーザー

権利侵害申告はこちら