記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。

「ひよこクラブ 2016年9月号」にて、新生児のおしゃぶりについて特集が組まれておりました。

赤ちゃんにおしゃぶりは連想しやすいですが、実際のところどのように使用するのか、いつ頃やめさせるのか気になるところですよね。

そこで今回は「赤ちゃんのおしゃぶり説明書」として、おしゃぶりの必要性や正しいおしゃぶりの選び方まで医師に解説していただきました。

おしゃぶりが必要な理由と時期

まず、おしゃぶりは必ずしも必要なものではなく、使用せずに育つ赤ちゃんもいます。 人間の赤ちゃんはおっぱいを飲むために口に触れたものを吸うという反射を持っています。

指やおしゃぶりなど乳首に似た何かを口に入れて吸うことで安心するのか、生後数カ月すると指しゃぶりを始める赤ちゃんも多いのです。

使用するのであれば授乳に慣れたくらいから、歯並び・かみ合わせなどのことを考えると、2歳までには止める、というのが好ましいでしょう。

おしゃぶりのメリット・デメリット

メリット

おしゃぶりをすることで赤ちゃんが落ち着いたり、泣き止ませられる場合があります。

また、寝かしつけなどにも役立つ場合があり、お父さんお母さんのストレスを軽減できます。

デメリット

歯並びに影響したり、おしゃぶりに頼りきりになると話しかけなどの親子のコミュニケーションの機会が失われてしまったりすることがあります。

また、頻繁におしゃぶりが口の中に入っていると、他のものを口に入れて学習する機会を失ったり、言葉が出るチャンスが減り発語が遅くなる可能性も指摘されています。

おしゃぶりと比較する指しゃぶり

おしゃぶりは指しゃぶりに比べるときれいに消毒して使えば衛生的に保ちやすいです。

また、指しゃぶりよりはおしゃぶりのほうが乳前歯の開咬の問題が少ないという調査結果もあるようです。

おしゃぶりで上手に寝かしつけるコツ

一般的には赤ちゃんの吸啜反射を利用して、口元をおしゃぶりで軽く刺激してあげると 吸い付いてきます。

眠そうにしていてなかなか寝付かない時にはそのようにして与えてみて、すっかり寝入ってしまい、特に抵抗なく軽く引いて取れるようになったら外してあげる、というやり方が良いかと思います。

ただ、赤ちゃんによっては寝かしつけの時のおしゃぶりを好まないこともありますから、ケースバイケースで対応する必要がありますね。

おしゃぶり卒業の時期

医師の間でも専門等によって(小児科か、小児歯科かなど)意見が分かれるようですが、歯並びなどに影響を少なくするためには、2歳までには卒業するのが好ましいといわれているようですね。

おしゃぶりが癖にならないための工夫

泣いたらすぐおしゃぶり、というように便利に使いすぎない、おしゃぶりを使っているときも積極的に話しかけ等を行ってコミュニケーションを図る、といったことが挙げられます。

医師が教えるおしゃぶりの選び方

素材

天然ゴムのものとシリコンのものが一般的にあります。赤ちゃんの好みや、扱いやすさなどによって選ぶとよいですね。

形状

乳首のような形のものと、歯科矯正型と呼ばれる出っ歯になりにくいとされる形のものなどが一般的に市販されています。

こちらも、赤ちゃんによって好き嫌いがあることもありますし、月齢によって変わる場合もありますので、色々比べてニーズに合ったものを選びましょう。

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医師から「おしゃぶり」のアドバイス

おしゃぶりは、ある程度授乳に慣れてから開始すること、また、適切な時期に中止することが一つのポイントになると思います。

節度をもって使用すれば、おしゃぶりは強い味方になってくれますよ。

(監修:Doctors Me 医師)

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