ヤフオクとは

ヤフオクとはご存じの通り、ヤフーオークションの略ですね。最近では広く一般に利用されております。

しかし、あまりにのめり過ぎて、本来はある程度の金額で購入できるものがトンでもない金額になることがあります。

なんと、剣術の免状がコンな値段に!!

私も史料としてよく見る北辰一刀流の免状が出ていたので注目しています。すでに明治期のものを筆者は入手しており、10,000円せずに入手できました。

こうした免状類は神保町の古書店でも販売されているのですが、江戸期のもので10,000~20,000円くらいが相場です。天然理心流など、新選組で付加価値の付いたものでも50,000円くらいでしょうか。まあ、もともと良い値段で商売されております。

ところが、今回出品された北辰一刀流の免状は恐ろしい値段まで張りあがりました。発給者は桜井敬助という仙台藩士です。北辰一刀流開祖千葉周作より直接免許を受け、仙台に帰郷した後、道場を開き、仙台藩士に教えておりました。

そのとき発給した免状が2種類出品されております。授与者は同一人で、ひとつは入門にあたっての免状で、次にもらうのがある程度の腕になって初めて貰える「十二箇条目録」です。史料として、伊達市開拓記念館の伊達家文書に2巻収蔵されており、傍証は取れるものと言えます。

なんと、いくらになったでしょう?

452,000円…

あと、もうちょっとで列車クルーズが出来ますね。確かに貴重な唯一無二な文書ではありますが、確か1時間前には350,000円くらいで、昨日の時点で100,000円超えておりました。一体何がそうさせるのでしょう。筆者にすれば驚き以外でも何でもありません。おそらく入札者同士で争ってしまい、いつしかコンな値段になるまでやってしまったのでしょう…ちなみに業者に引き取ってもらっても、その1割にも満たない金額でしか値段が付かないと思います。

ヤフオクに潜むグレーゾーンな存在

こうした加熱と似たようなことが鉄道の切符でも起こります。たとえばレアな切符、一昨年運行を終了した寝台特急トワイライトエクスプレスの寝台券なんかが凄いことになりました。本来なら60,000円弱の寝台券が700,000円に跳ね上がりました。

欲しがる人があるから需要が高まる、ということで、実はこうした出品者の多くはダフ行為なんですね。最初から転売目的で購入し、ヤフオクに出品する訳です。

これが別のオークションだと出品が停止されるため、そうした規制がゆるいヤフオクに集まってくるのです。切符が変えなかった人たちはプレミアでも券が欲しい、ということで、転売屋の温床となるのです。

私的な怨恨にも利用される

このように、本来の値段を逸脱して、あるいは転売屋の温床でもあるヤフオクですが、一方でコンな使われ方もしています。

これは取引目的ではなく、あくまでも特定個人に対する嫌がらせです。関係筋によると、交通違反で切符を切られた私的な報復では、という意見も出ております。これらは度が過ぎると名誉棄損になりますので要注意です。

最後に

ヤフオクというのはレアな逸品を入手する絶好の機会がある反面、加熱して入札すると、恐ろしい金額になったりします。また、ダフ屋行為のグレーゾーンや、私的怨恨に利用されたりと、多種多様な危険行為も存在するのも一般的です。

みなさまにおかれましては健全な利用をすることを願いたいものです。

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あさくらゆう このユーザーの他の記事を見る

在野の歴史研究家です。主に幕末維新史を中心に活動しております。昨年は『斎藤一~新選組論考集』の執筆、編集を行い、子孫の縁を経て、斎藤一の写真を公開する等、メディア活動を行っております。

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