戸籍や写真等、3点が出品される

今年は斎藤一の鮮明な写真が発見される等、話題がいくつか挙がる新選組ネタですが、なんと中島登の子孫が所有していたとみられる文書3点がヤフオクに出品されていることを確認しました。もし、これが間違いなく本物であれば、コレクターにとっては唯一のチャンスが到来です。

中島登とは?

天保9年(1838)にいまの東京都八王子市の農家に生まれ、慶応3年(1867)ころに新選組に入隊し、箱館戦争まで戦った人物です。晩年は浜松で余生を過ごしたとされます。

また、のちに作家、津本陽が同人を主人公とした小説「幕末剣客伝」を執筆し、平成8年(1996)には村上弘明さんの主演でTVドラマとしても放映されたこともある人物です。

青焼き時代に取られた貴重な明治10年戸籍が!

まずは戸籍ですが、中島登は明治20年に死去したため、現在取得できる除籍謄本に彼が戸主のものを入手することはできません。

7枚のうち、中島登が登載される戸籍は明治10年戸籍(通称)というもので、明治5年(1872)に戸籍簿に登載されたものを壬申戸籍と言い、これが戸籍の最初なのですが、当初のシステムには転籍以外に除籍するシステムがなかったため、3年毎に書き換えることになっておりました。この戸籍謄本はその書き換えられた戸籍に該当し、唯一無二の戸籍と言えるのではないでしょうか。

原本を含む写真まで出品される

横倉日記の写真と八王子市への貸出記録で信憑性が高まる

3点目の最後は日記の写真ですが、この写真についての八王子市とのやり取りで、間違いなく中島家から伝来したことが100%わかります。

このように、新選組関係の史料は個人蔵がほとんどを占めており、そうした意味で入手は困難といえます。どのような経緯かは存じませんが、恐ろしく高値が付くであろうことは容易に想像ができます。オークションの終了日時は7日の21:42ころなので、当日にあり得ない金額で落札されることは間違いないでしょう。

今年はさりげなく、新選組ニュースがある年なのだと、衝撃のニュースでした。

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あさくらゆう このユーザーの他の記事を見る

在野の歴史研究家です。主に幕末維新史を中心に活動しております。昨年は『斎藤一~新選組論考集』の執筆、編集を行い、子孫の縁を経て、斎藤一の写真を公開する等、メディア活動を行っております。

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