数日前に実際に身近で起きたライン乗っ取りの手口です。

数日前の夕飯時、いつもはライングループでメッセージ交換しているKちゃんから突然メッセンジャーで連絡が入りました。
何事?と読んでみると、「ライン乗っ取られて使えない。もし私と名乗る人から連絡来ても無視して下さい。」・・・。
すぐに彼女を含めたグループのチャットを覗いてみると、「Kちゃんが退出しました。」と1時間ほど前にメッセージが残されていました。
ありゃりゃ。パスワード盗まれたのねぇと思った私は取敢えず、グループの皆に知らせる為に「Kちゃんライン乗っ取られたので退出になっています。連絡が来ても無視して下さい。」
とメッセージを残し、Kちゃんに「他の端末でログインされた」ってラインから連絡来てない?24時間経ってなければログインし直して直ぐにパスワード変えなきゃダメだよと返信すると「来てたんだけど、見てなかった。」と返事が届きます。
その後1時間ほどして、「ライン復活したから、メッセージ送ったけど届いてる?友達追加して」とメッセンジャーから連絡があり、ラインを覗くとしりあいかも?の欄に見覚えのあるLee Min Hoさんの画像が有りました。
「じゃあパスワードも変えたのね?」と聞き直すと「パスワード??変えてない。何故かラッキーな事にログインできたから。」と実に呑気な返答が帰って来ました。そこで「パスワードを知られたから乗っ取られたんじゃないの?そのままだとまたいつログインしかえされるか分からないよ!」と言うと「パスワードは教えて無いよ!他の4桁の番号だよ」と・・・。
「え?」「誰に???どういう事???」

Kちゃんが乗っ取られた手口はこれだと判明!!

出典 http://official-blog.line.me

誰に何を教えたのか?そう聞いても、Kちゃんからの返答は的を得ず、私の頭も混乱しそうになりましたが、「フェイスブックで」「電話番号聞かれて、教えた」「パスワードじゃなくて4桁の番号」これを繋ぎ合せてようやく理解しました。
最近ラインから注意喚起されているこの手口だったんです。

今どきのSNSユーザー

正直、この注意喚起を読んでも認証コードを人に教えるなんて有りえない。この手口は心配する必要は無い。そう考えていました。普段私がこんな事に巻き込まれないように目を光らせて見守っている対象は、自分より年上の高齢者だったり、怖さを理解していない子供達くらいでした。
私自身も年齢的に最近のネット社会の進化について行くのは難しい年齢なのかもしれませんが、独身でずっと仕事をして来た事も有り、何が危険で、何処をどう設定しておくべきかなどと言った事柄はある程度的確に判断出来ます。
それ故、自分よりいくつか年下のお友達達も当然心配ないと思い込んでいました。
でも、よくよく考えてみると多くのSNSユーザーはスマホが流通して殆ど初めてネット社会を経験し、直ぐにSNSを使い始めるケースが圧倒的に多いのです。
そこに盲点があったんだ・・・と。

今回の手口は、先ずはメッセンジャーなどのSNSで知り合いを装って携帯を失くしたとか、変えたので電話番号が分からなくなったと電話番号を聞き出し、ラインの認証をして貰わないといけないんだけど、SNSメールで4桁の番号が送られて来るからそれを知らせてと言って来ます。
この4桁の番号と言うのはラインのアカウントを作成する時にその電話番号が本当にその人の物か確認する為に送られて来る本人確認の重要な認証コードです。
電話番号と認証コードが有ればアカウントを作成されてしまいます。
実印登録カードと身分証明書を他人に渡したら勝手に実印を改印される可能性があると言えばイメージ出来るかもしれません。
ラインのアカウントは一つの携帯電話番号に対して1つしか持てません。
しかも携帯端末(スマホ)では1台しかログインできないのです。(PCやタブレットでは設定次第で同時にログインできる)
だから他の人が誰かの電話番号を使って携帯端末でログインしたり、アカウントを新たに作ると自動的に他の携帯端末はログアウトされてしまいます。
それ故の乗っ取りなのです。
そして乗っ取りは拡散します。
友達になりすまし、同じ手口で電話番号と認証コードを聞き出し、どんどんアカウントを奪って行きます。

今回、お友達のKちゃんも最初は軽く考えていたようです。ライン乗っ取らた事でラインが使えないよーと思っていたら、僅か数時間で復活できた。ラッキー!!そんな感じでした。今回はパスワードは直接関係していませんが、パスワードの変更が出来る事も勿論変更方法も知りませんでした。
私は今後の為にも知っておくべきだと変更方法をメッセンジャーから知らせて、変更するまで皆にお友達追加はしないように伝えてあるからね!とパスワード変更を実際に体験して貰うように促しました。ですがその後何時間も変更できたと言う連絡が有りません。
フェイスブックを覗いたら、彼女の「ライン乗っ取られました」と言う投稿が有りました。そこには何件ものコメントが・・・。彼女が考えていたよりずっと多くのお友達に被害が及んでいたのです。携帯に沢山の人から電話がかかって来たと本人もコメントを書いていました。多分対応に追われていたんでしょう。
それでも最終的にパスワード変更して、元通りグループに戻って来ました。
いつも笑顔で朗らかなKちゃん。
そんなに落ち込んだ様子は無いように見えていても多分相当凹んでいる気がします。

今回何故Kちゃんはすんなり自分のアカウントを取り戻す事が出来たのか?
答えはパスワード変更の方法を伝えた時に、本人がこの画面で良いの?と送って来たスクリーンショットの中に有りました。Kちゃんはラインにメールアドレスとパスワードを登録していたのです。ラインはメールアドレスとパスワードを登録しているまたはフェイスブック認証(紐づけをする事)を行っていると、再度ラインユーザーにログインする事で自分のアカウントを取り戻す事が出来ます。
彼女のフェイスブックの投稿へ「一度乗っ取られたんだから、全てのSNSのアカウントを削除するべき」と言うコメントが有りましたが、削除して新規登録してしまうと情報を引き継ぐことが出来ません。それに、乗っ取られたからと言って他の個人情報を見られたわけでは有りませんし、犯人はKちゃんの電話番号とピンコードから新規でアカウントを作成したのです。
ですから、取り戻したアカウントを使い続けたからと言って何の問題も無いと思われます。

これは詐欺です。
犯人は奪ったアカウントで人を騙して、儲ける事が目的です。
プリペイドカードを買わせたり、それこそオレオレ詐欺を働いたり・・・。
ですから、自分の情報をつい無防備に教えてしまっただけ!では済まなくなるかもしれません。
大切なお友達、その親御さん、そうじゃなくても誰かが金銭的な被害にあうかもしれないのです。

ライン乗っ取りではないけれど、最近私の身近で詐欺にあって家も車も財産も無くしてしまうケースが立て続けにおこりました。
もう少し早く相談してくれていたらこんな事にはならなかったのに。と私自身も悔しく感じはしますが、膨らみ続ける借金を何とか途中でくい止めて、再起をはかれる段階で有る事が不幸中の幸いでした。

そして慰めの言葉は、高い高い授業料を払って勉強したと思って、これからは何事も怪しい?と思ったら即答したり即行動したりせず、法律に明るい人に相談するとかネットで事例を調べるなどして冷静になる事。
ネットで調べる時も誰が書いた記事なのか?を見極める事。
と伝える事しかできません。

あっ!・・・。この記事を書いている私はかつて法律の学校に2年程通った事があるだけのただの普通のおばちゃんですm(__)m

ですがこれが今回の乗っ取り事件の全貌ですので、皆様どうか同じ手口には乗らないようにとの思いで書いてみました。

この記事を書いたユーザー

チェヨンラブ このユーザーの他の記事を見る

外資系金融機関にてトレダーを勤めたのち、ヒプノセラピスト(催眠療法士)として心が引き起こす身体の症状を取り除くお手伝いをしております。俳優Lee Min Hoさんの大ファンです。

得意ジャンル
  • 社会問題
  • 動物
  • 料理
  • 美容、健康
  • エンタメ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス