警察組織には、警視庁のSIT(特殊捜査班)SAT(特殊急襲部隊)のように、ハイジャックやテロなどの大規模で特殊な犯罪や、その犯罪者に対して銃器を用いての事件解決を許可された特殊部隊が存在します。

この記事を書いている現在、和歌山発砲事件の犯人が集合住宅に立てこもっており、拳銃を持って警察や市民を威嚇しています。その裏側で活躍している大阪府警の武道攻撃班MAATとは?聞きなれない特殊部隊について、まとめました。

和歌山市で建設会社従業員4人が拳銃で撃たれ死傷

29日、和歌山市の建設会社で従業員4人が拳銃で撃たれ、1人が死亡、1人が意識不明の重体になっている事件で、殺人などの疑いで指名手配されている男が、30日夜、和歌山市内で見つかり、パトカーに向けて拳銃を発砲して逃走しました。男はその後、拳銃を持って近くのアパートなどに1人で立てこもり、捜査員が説得を続けています。

出典 http://www3.nhk.or.jp

発砲を繰り返し、一人の命を奪い、一人が意識不明で死の淵を彷徨うという、最低な犯罪を犯した和歌山市の発砲事件の犯人。現在、集合住宅に立てこもりを続けており、2丁の拳銃を持ち、発砲・威嚇行為をしながら警察に周囲を取り囲まれている状況です。

男が立てこもっている集合住宅の周囲には、住民の被害を防ぐために規制線(黄色いテープ)が貼られ、現場には多くの捜査員と共に大阪府警の特殊捜査部隊であるMAATも配備されています。

<ニュースまとめ>拳銃2丁所持か・和歌山・指名手配の男が立てこもり
(中継)和歌山市。和歌山市の住宅で4人を死傷させ殺人などの容疑で指名手配されている容疑者が立てこもり。男は29日、和歌山市の建設会社「和大興業」で拳銃を発砲、1人が死亡、1人が意識不明、2人が重傷を負っている。和歌山県警、大阪府警・特殊捜査班MAATも現場に入っている。

出典 http://p.jcc.jp

大阪府警特殊班捜査係 通称MAAT

SITは、大阪を除く各都道府県警に設置されている刑事部捜査第一課の特殊犯捜査係。Special Investigation Team人質立てこもり事件、誘拐事件、企業恐喝事件等の対処を担当。大阪府警の同様の組織は、MAATという。Martial Arts Attack TeamSATは、東京都(警視庁)、大阪府、北海道、千葉県、神奈川県、愛知県、福岡県、沖縄県に配置されている特殊急襲部隊。Special Assault Teamハイジャック、重大なテロ事件、銃器等の武器を使用した事件等への対処のほか、SIT(MAAT)が手に負えない事件を担当

出典 http://differencefaq.web.fc2.com

立てこもり事件など、凶悪な犯罪をの対処を担当する特殊捜査係の一つがMAATであり、警視庁では全国の特殊捜査班の正式名称をSITと定めています。つまり、大阪府警に所属するSITと同様の組織をMAATと呼びます。

公式名称はSITですが、俗称は所属県警によって変わります。

・埼玉県警 STS
・青森県警 TST
・大阪府警 MAAT
・千葉県警 ART
・神奈川県警 SIS
・北海道 特殊班派遣部隊など

主な出動目的は地元警察の支援 タスクフォース制度とは

1994年4月に警察庁は、全国の警察本部における特殊犯事件に対する捜査能力向上を目的として、刑事局捜査一課内に特殊事件特別捜査班(通称タスクフォース)を設置した。これは、警視庁SITと大阪府警察本部MAATの係員を10人前後タスクフォースに所属させ、「警察庁兼務職員」として全国各地に派遣する制度である。タスクフォースは各道府県警察本部に対して、特殊犯事件に関する訓練や指導を行っている。
タスクフォースに選ばれた捜査員は、警視庁や大阪府警察の警察官であっても、特例的に他道府県で発生した特殊犯事件に介入することが可能だが、任務は事件発生地を管轄する警察本部の支援に限定されている。

出典 http://www.weblio.jp

地元警察では手に負えない特殊な凶悪犯罪が起きた際に派遣され、地元警察の支援と住民の安全のために活動する特殊捜査係MAATの隊員は、凶悪事件の解決に向けた大きな力となるが、その目的は地元警察の支援に限定されています。

住民の安全のため、危険を伴う特殊捜査を行うMAAT

いかがでしたか?特殊捜査班として有名なSITとMAATの違いは、所属と名称です。どちらも銃器など、一歩間違えば事故や怪我に繋がりかねない武器を使用して、凶悪犯罪から市民の安全を守る部隊。

私達は警察組織の人々が命の危険を伴う仕事をすることを、当たり前に思う傾向がないとは言えません。住民の安全を守るのが仕事、という視点で見ると、警察官や特殊部隊に所属する人達を、自分とは違う強い人間だと感じるのかもしれません。

ですが、警察官や特殊部隊隊員が私達市民を守るのは、当たり前のことではありません。

怪我をすれば血が流れ、日々市民の安全のために訓練を欠かさない特殊部隊、SITやMAATの活動内容を知ることで、健全な市民生活を送ることの尊さを思い出し、安全な社会を作る必要性を再確認できるのではないでしょうか。

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1.3.5歳の子供たちを子育て中のかおりです。文章を書くのが好きで、アメブロの更新はほぼ毎日行っています。現在自宅でWEBライターをしています。論理的で根拠のある文章が好き。でも、ぐでたまの横にちょこっと書いてあるだらしない言葉も好き(笑)旦那とは大喧嘩もするけど基本ラブラブです。よろしくお願いします。引き寄せの法則・自分を愛する大切さについて書いてます→http://ameblo.jp/kira-kirakaorin

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