日本人として生まれるとあまり考えることのない国籍。2016年2月現在、日本の旅券は173カ国にビザなし、もしくは到着時のビザ申請で入国することができます。シンガポールとオーストリアに並び、世界で5番目に海外渡航の自由があるため、他国に移住を考えるわけでなければ、恐らく日々の生活でビザの問題に直面することはあまりないでしょう。

パスポート自由度ランキング 2016

1位 ドイツ177カ国
2位 スウェーデン176カ国
3位 フィンランド・フランス・イタリア・スペイン・英国175カ国
4位 ベルギー・デンマーク・オランダ・米国174カ国
5位 オーストリア・シンガポール・日本173カ国
6位 カナダ・アイルランド・ルクセンブルク・ノルウェイ・ポルトガル・韓国・スイス172カ国
7位 ギリシャ・ニュージーランド171カ国
8位 オーストラリア169カ国
9位 マルタ共和国168カ国
10位 チェコ共和国・ハンガリー・アイスランド167カ国

出典 http://visaindex.com

Henley & PartnersのVisa Restrictions Index 2016によると、世界の国々の渡航の自由ランキングは以上の通り。

しかし、世界の中には法を犯すリスクを伴ってまで、他国の国籍を入手しようとする人もいます。

昨年、米国籍取得目的でアメリカに越境出産に来る中国人妊婦たちが一斉に摘発されたニュースはまだ記憶に新しいと思います。

日本国籍は、両親のどちらかが日本国籍保持者ではなければ、例え日本に生まれたとしても与えられません。ところがアメリカとカナダは、その国に生まれることによって国籍を与えるたったふたつの先進国です。オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、フランス等も、以前は出生地主義を採用していましたが現在は撤廃されています。

そのためアメリカやカナダには世界より、より良い暮らしを求める人々、自由を求める人々、不利なパスポートを持つ人々が押し寄せるのでしょう。

アメリカで年々大きな問題となっている”Anchor Baby” (=碇の赤ちゃん)、つまり、アメリカで産まれた子供がアメリカ人となり、後に家族全員を合法にアメリカに呼び寄せるための碇の役割を果たすことです。

移民に厳しい政策をとるであろうとされるアメリカ次期大統領候補のトランプ氏、8月31日に不法移民政策についての演説を予定しているそうです。副大統領候補のペンス氏はアンカーベビーの問題について「将来にかけて考えなければならない問題だ」と発言しています。

こういったアメリカへの不法移民の問題がある一方で、海外に住むアメリカ人が自分の子供にアメリカ国籍をとらせないケースが増えていることも興味深いです。

今後アメリカという国がどうなっていくのか。アメリカ人にとって魅力的な国になるのか、移民にとって魅力的な国になるのか。
明日に迎えるトランプ氏の演説、注目を集めそうですね。

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華子 このユーザーの他の記事を見る

アメリカ在住かれこれ合計10年以上。国際結婚。30代子持ちのワーママ。

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