皆さん、吃音(きつおん)をご存知でしょうか? "どもり"ともいいます。話を始める際に同じ音を繰り返したり、声が詰まったりすることを"吃音"といいます。吃音症でない人でも、重度の緊張でどもってしまうことがありますが、吃音症の人は常に吃音に悩まされています。人からばかにされたり、笑われたりするのを恐れて、症状がより重くなる事もある辛い症状です。

音楽界では、スキャットマン ジョンがラップで吃音を克服したことで有名です。吃音は音楽で症状が減ることが実際例で分かっています。


吃音を克服した生徒Musharaf Asgar(ムシャラフ アスガル)

2013年、Musharaf(ムシャラフ)通称Mushy (ムッシー)は、GCSEの英語試験に合格できるか不安でなりませんでした。その理由は、彼が重度の吃音症であること。リーディング試験は吃音者にとってはとても難しいことです。

「まるで誰かが僕の口を抑えているかのようだ」

吃音者にしか分からない心のわだかまり。彼はずっと吃音と葛藤していました。その葛藤から救ってくれたのは、エデュケーション ヨークシャー教師のMr.Burton(バートン)さんでした。

ある日バートンさんは、試験になんとか合格できるようMushyの為に特別のレッスンを与えました。しかも、Mushyの耳にはヘッドホンが!! 英語レッスン初日は、ポエムでした。ヘッドホンから流れてくるポエムのリズムに合わせて読むというもの。最初のうちはどもっていましたが、リズムに集中したのか、スムーズにすんなりとポエムを読むことができました。その様子はまるでラッパーがラップしているかのようです。Mushyの顔には笑顔が蘇りました。

ブリティッシュカリキュラムの学校では、KGクラス(幼稚園)と低学年のポエム授業にリズムを取り入れた授業を行っていますが、バートンさんはこの方法でMushyに最初のレッスンをしました。

バートンさんは、吃音症をテーマにした映画The King's Speechからヒントを得たそう。彼のアイディアが素晴らしい結果へと導きました。

成果をスピーチで披露 皆を泣かす感動のスピーチに。

Mushyは、総勢200人の前で堂々たるスピーチをしました。勿論耳にはヘッドホンをつけていました。GCSE英語リーディング試験を兼ねたスピーチは、ハートウォーミングにさせる感動的スピーチとなりました。

出典 https://youtu.be

僕がここに立ってスピーチしていることを誇りに思います。僕の吃音を克服するのに協力してくださった皆さん、そして特にバートン先生には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

出典 https://youtu.be

感動のあまり泣き出してしまう教師も。

出典 https://youtu.be

生徒たちも感極まって涙を流しながらスピーチを見守っていました。

出典 https://youtu.be

スピーチが終わると、盛大の拍手とともに座っていた一同が皆立ち上がり彼の成功を喜びました。

出典 YouTube

試験の結果はC。Fで落選なので合格です。Mushyには満面の笑顔が浮かびました。本当によかったですね。頑張ったかいがありました。

Mushyのその後

3年後の今年2016年には、彼の恩人教師と共に初めてのデートを決行しました。さて、Mushyはお相手ときちんと会話することが出来たのでしょうか?

出典 https://youtu.be

お相手はロンドン出身20歳のサリーナさん。

出典 YouTube

女性を前に緊張したのか、再び吃音が出てしまったMushy。吃音を完全に克服できたわけではありませんが、だいぶ解消できています。

バートンさんのスペシャルトリートがなければ、ここまで克服はできていなかったことでしょう。世の中には素晴らしい教師たちがいるものですね。こんな感動的記事を今後も紹介していきたいと思っています。

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