テレビ番組「めちゃイケ」や「スッキリ!!」で活躍する加藤浩次氏の元相方、極楽とんぼ・山本圭一氏が、お笑い界に復帰するという。

2006年に淫行事件を起こし、芸能界を追放されて以来、約10年ぶりに戻ってくる。

ずばり、誰が観に行くのだろう。誰が復帰を望んでいたのだろう。本人だけではないのか。

芸人仲間は、SNSなどを通して復帰を祝福する声をあげているが、本心とは思えない。ライバルはひとりでも少ない方が良いからである。それほど厳しい世界である。

いまのテレビ業界で、山本氏に需要があるとは到底思えない。次々に新鋭が現れ、視聴者が笑いに飢えることはない。

あの島田紳助氏でさえ、暴力団との交友関係が元で引退してしまった後には、復帰を望む声は少ない。

お笑い界のトップにいた超大物の存在さえ、忘れ去られようとしているのに、何の実績もない、面白かった印象もない芸人の復帰を誰が望むのか。

しかも、起こした事件は「淫行」である。

紳助氏の暴力団との交友は、「イヤイヤだったかもしれない」と思っている視聴者がいる。その上、事件性はまったくない。

だが、山本氏の場合、示談は成立したものの、「性犯罪である」と捉えている女性が多い。性犯罪の過去がある人間が、テレビに登場することを許してくれるはずはない。

どれだけ悔いても、どれだけ懺悔しても、表舞台に出ることはできない。

需要がないどころか、拒否・拒絶される上、出演させたテレビ局は大バッシングに合うだろう。スポンサーを失うようなことをテレビ局はできない。

需要もなく、ある意味危険人物でさえある。

復帰させたところで、話題性もない。出演させるメリットは一切ない。

つまり、テレビ業界という市場には、まったく必要のない存在(商品)なのである。

ここ2,3年、ネットでは「山本の復帰はいつか?」などという話題が出ているが、誰が何のために流しているのかが、不思議でならない。

関係者の策略なのか。ネット界の悪戯的遊びなのか。

こうしてネットに名前が出てくることを、本人が勘違いしたのかもしれない。だとしたら、酷な話である。

罰を受け、静かに暮らしている人間をもてあそんでいるだけである。

私の専門であるマーケティング的に言うと、どれだけ機能・性能が良い商品であっても、需要がなければ売れないのである。

そのことを山本氏本人に自覚させてあげるべきである。

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佐藤きよあき このユーザーの他の記事を見る

1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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