キミを忘れてしまった訳でも、ぞんざいに扱った訳でもないんだ。
ただ...優先順位が変わりキミの存在を後回しにしたことは事実。
ゴメン、“ランディ”。でも、それがキミと僕達4人の青春を終えて大人になっていくってことだと思ってた...

“友”との出会い

ニュージーランド オタゴ地方、オタゴ大学で知り合ったジェレミー・ウェルズ、ジェームズ・シャットウェル、ウィル・ラドフォード、アンソニー・ドーソン。4人は寮生活の中、1957年式のランドローバー シリーズ1を共同購入する。
彼らは“ランディ”と呼んでいた。ランディは40年以上前に“誕生”ゆえ、整備部品のほとんどは生産中止。不具合箇所には自ら手を加え大切にしていた。

しかし、4人とランディが共に過ごしてきた日々にも変化...“青春”と表現できる時間は流れ大人になっていく...卒業後もランディを手放すことはなかった。
ただ、≪大人になっていく=優先順位が変わる≫そのことを体感し始める。
それぞれの結婚・家庭...その責任と義務。ランディとの距離は遠くなっていくばかり。
苦渋の上、卒業から11年後、ランディを手放すことに...

痛み...別れ...

“この手紙を書くのは辛い。残念だけど、さよならを言わなくてはいけない”
“悪いのは僕達。我々のカラダの1部をお譲りします”
そう記されたオークション画面のメッセージに心を打たれたジェームズ・マキーも同じような“青春”を過ごした。やがて、マキーはランディを落札。新しいオーナーになった。

再生と再会・・・

ランディの新しい持ち主となったマキー。彼はニユージーランド ランドローバー社の社員。彼には“ランディのオーナーは彼らしかいない”そんな想いがあった。
“友”を失ったウィルを元気づけたのは大学時代に知り合い結婚した妻のクレア。
ウィルら4人のランディへの想いも理解している。
マキーとクレアはランディの再生と彼らとの再会へと動き出す。

当初、クリスマスを予定していたサプライズだったが、ランディの再生には困難を極めた。
そしてランディとの別れから約1年後、2015.2.9.バレンタイン5日前...彼らは思わぬカタチで“友との再会”を果たすこととなる。
“久しぶりに...”クレアの提案で集結した4人。ウィルの自宅・リビング。
そこでテレビ画面に映し出されたのは・・・

出典 YouTube

笑顔・粋・和み

“ほぼ新車”に再生され再会したランディ。新品ではない“ほぼ新車”。
キズ・凹みはボディに残され、当時のステッカーまで復元された。これは彼らの軌跡そのもの。走行に重要なロードテストまでも彼らの足跡をベースに行われた。ウィルら4人の想い、それを受け止めたマキー、そしてクレアの愛。それらが奇跡に繋がった。この"再会"で4人は以前より会う機会が増えたという。新たに刻まれていくだろうランディとの軌跡はもう4人だけのものではなく彼らの家族も加わり広がっていく。それらが皆の笑顔や幸せに繋がっていくことは語るまでもない。

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