【 結びのご挨拶について 】

1. 大切なクライマックスシーン


「結びのご挨拶」とは会場や司会者によって、言い方は様々ございますが、ご結婚披露宴における大切なクライマックスシーンを締め括るご挨拶の事です。

そのクライマックスシーンの一般的な進行の順番としては、
花嫁のお手紙
花束、記念品贈呈
親族代表謝辞
『結びのご挨拶』

です。

親族代表謝辞は、通常、新郎様のお父様または新婦様のお父様がご挨拶をされます。しかし以前、新郎様のお父様が他界されており、通常ならば新婦様のお父様のところ、新郎様のお母様がご挨拶をされました。とても珍しいことではございますが、ご挨拶をされたお母様は凛とされたお姿がとても素敵で、お話しも素晴らしくて、私は、大変感動致しました。


また、『結びのご挨拶』は「本日のお礼のご挨拶」として、通常は新郎様がご挨拶されるのが一般的です。

時に、新郎様、新婦様それぞれがご挨拶される場合、またはご挨拶をされないケースもございますので、一概に必ず行うというばかりではなく、新郎新婦お二人の考えによるところが大きいです。



2. 新郎様の結びのご挨拶(例文)

ここでは、司会者の立場としてですが、実際にございました新郎様のご挨拶をエピソードを加えまして、まとめました。その一部をご紹介致します。


【事例集】

<新郎様の心情>
・開宴前時、挙式の緊張からか直前までメモをご用意されていた新郎様であっても、『結びのご挨拶』ではメモをご覧にならずにご自分の考えをご自分の言葉でしっかりお話しになるお姿にゲストの皆様からたくさんのエールを頂いていらっしゃいました。


<仲の良いご家族>
・ご友人同士のような仲の良いご家族の場合ですと、親族代表謝辞でお父様のお話しに感動された新郎様が「全部父ちゃんに言われちゃいました」とおっしゃり、ゲストの皆様を笑顔にしてからご自分のご挨拶をされました。


<鴛鴦夫婦>
・新郎様のお話しをスポットライトが当たらないところで、そっと助けるように新婦様が笑顔で見つめながら、そっと小声で語り掛けたり、また顔を見て頷かれるお姿を拝見する事もあり、正に素敵なご夫婦の誕生の瞬間に居合せる喜びを体感させて頂くこともございます。


<新婦様のご挨拶>
・新婦様のご挨拶はゲストの皆様への優しさに溢れていることが多く、お世話になった方々のお名前を読み上げて感謝の想いを伝えられたり、外国からお出で頂いたゲストの方々に対して外国語でのご挨拶を加えたりと創意工夫が見られます。


<困難を乗り越えて>
・時に、様々な苦難を乗り越えて晴れの日を迎えられた場合、感激や感動で涙が溢れてしまうこともあります。
震災、台風、大雪、更にはご病気、事故等々、予想不可能である大変な出来事にやむを得ず延期される場合、アクシデントが直前だった為、延期や変更が不可能な場合等様々なケースがございます。
ご披露宴の約1ヶ月前、既に司会者との打ち合わせは済んでおりましたので、最終確認の為に私から何度もご連絡をしたのですが、全く連絡が取れない状況が続きました。
なんとか連絡が取れた際、新郎様のお父様がお亡くなりになったとお聞きしました。
ショックと同時に新婦様はご懐妊3ヶ月でしたので、大変心配致しましたが、お元気とのことでした安心致しました。

ご披露宴当日、お父様のお席には、お父様の羽織、お写真が飾られ、お二人のお父様に対する大切な想い、感謝の思いが伝わる中、新郎様の『結びのご挨拶』では、その涙により会場全体が感動に包まれました。

その後、元気な赤ちゃんも誕生したという嬉しいご連絡を頂きました。




3. 感謝の想い

新郎様の結びのご挨拶は、ゲストの皆様への感謝の想い、そしてこれからの人生のお披露目でもある大切なご挨拶でございます。

しかし、そうは言いましても難しいことを言わなくてはならないということでもありません。

当日、お忙しい中ご参列下さいましたゲストの皆様への感謝の想いを素直にご自分の言葉でお伝えされることが一番大切なように思います。


そして、ゲストの皆様においては、新たな一歩を歩まれたお二人の人生の良きスタートなりますように心から祝福をして頂ければ幸いでございます。


お二人のこれらの人生がより一層輝けるますように…




この記事を書いたユーザー

minami このユーザーの他の記事を見る

司会、ナレーション、話し方講師。
趣味は、神社仏閣巡り・御朱印集め、旅行、バレエ、読み聞かせ、カラオケです。
焼肉、ジャニーズ、ワンピース、キティ、七福神が大好き!

得意ジャンル
  • 育児
  • 恋愛
  • カルチャー
  • エンタメ
  • 感動
  • コラム
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら