現在、生活保護受給者の半数以上は高齢者であり、無年金高齢者の受け皿となりつつあります

ところで、この生活保護制度、一体どのように作られたものだったのでしょうか

簡潔に説明すると「アメリカ」が作った制度です

終戦直後、日本国民の生活は大変困窮していました
身寄りのない子どもや、夫を亡くした妻、生きていくことが困難な人が町にはあふれていました

しかし、当時の日本政府は
戦前のあらゆる恩恵的枠組をなかなか放棄することができませんでした

それをみたGHQは、1946年2月27日、
公的扶助3原則の指令(スキャピン775号)を発しました

スキャピン(SCAPIN)とは連合国最高司令官指令のことで
Supreme Commander for the Allied Powers Instructionの略です

スキャピン775号の内容とは?

GHQはスキャピン775号で

保護の無差別平等

扶助の国家責任の明確化

最低生活保障

を日本に指示しました

そしてこれらが、
生活保護法の原理・原則となったのです

生活保護制度はアメリカの指示で作られたものなのです

福祉三法はアメリカの影響を受けて成立している

生活保護法以外にも、障害者基本法など
日本の社会福祉制度はGHQの指示により作られたものが少なくありません

戦争中、日本は障がい者を、戦争に参加しない非国民扱いをしていたこともあり、
当時の日本政府が、傷痍軍人以外の障がい者を支援することは難しかったことが容易に想像できます

これからは世界のオピニオンリーダーを目指そう

このように日本の社会福祉の発展は外圧による影響が大きかったのですが、
今では他の国から参考にされるまでになりました

例えば、韓国の高齢者福祉関連の制度は、
日本とドイツの制度をお手本に作られています

一方、現在の生活保護制度は、年金を受給できない高齢者の救済措置になっていたりと
当初の目的『一時的に自立を支援する』とはかけ離れたものになってしまっています

事実、生活保護費の停止理由のほとんどが受給者の死亡によるものです

現状に即した制度に改善し
他の国が『素晴らしい制度だから真似したい』というものでなければなりません

他国に言われたから、ではなく自分たちの手で制度を構築してこそ、
本当に自立した国家と呼べるのではないでしょうか

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