双極性障害。

初めて耳にする方がほとんどかもしれない。

いわゆる激しいアップダウンを繰り返す、

脳の病気。

薬は、ずっと飲み続ける必要がある。

そして、自殺の可能性の非常に高い病気である。





私がこの病気であると、わかったのは、

今年の初春のことである。




光トポグラフィーという、脳波を調べて、

正常、うつ病、双極性障害、統合失調症を鑑別できる

新しい検査法だ。






それまで私は、仙台にある大学で、薬学を学んでいた。

2年生も終わる頃から、

進路について、悩み始めた。




「私は、薬剤師でいいのか?」

「いや、これでいいんだ。」

「薬剤師になれば、食べていくには困らないし、
 早く両親を安心させてあげられる‼
 頑張れ、自分よ‼」



と、悩んでは根拠なく、自分を奮い立たせてきた。


そんなことを繰り返すうちに、




自分の体が、心が、何者かに支配されていく、




そんな感覚に飲み込まれていった。





そして、もう、ダメだ。……何かがおかしいと、

薬学部6年の秋に、大学を中退した。



いや、中退せざるを得なかった。



あと半年で、

卒論さえ仕上げれば、

国家試験の受験資格がもらえたのに。

悔しくて、悔しくて、仕方なかった。






まだまだ、正しく理解している人の少ない病気。

だから、私はあえて、自分の体験として、

ブログに明文化しようと考えた。





この病気は決して、意思が弱い人や甘えたいから
自分勝手で自己中な人がなるものでないことを、



せめて今、これをご覧になっている方々には、
誤解なさってほしくない。

一時の心の、考え方のせいではないのだ。



脳の異常なのだ。




昔の偉人にも、多かったといわれるこの病気。





誰よりも正義感が強くて、

曲がったことがキライで、

ひたむきで、

人間味にあふれていて、

不器用なところはあるけれど、

誰よりも、努力家。何をやるにも、一生懸命。




そんな人が、心の弱い人だと、言えるだろうか?






私は自分の性格を肯定したくて、

こんなことをかいているのではない。

我々のような病気を持つ人間には、

イヤなことを器用に受け流す、柔よく剛を制す……


そういう生き方に、変えていく努力が必要だ。




ただ、正しい知識を持って頂きたいというのが、

私の心からの願いなのだ。




職場に、自分の病気を隠して、

解雇されるのをおそれて、

毎日辛く、大変な思いをしながら、

働いている人を、

私は何人も知っている。




私も今はまだ、アルバイトだが、

ゆくゆくは正社員として、

しっかり働きたいと思っている。




すべての人にとって、

居心地の良い職場が増えていくことを、

私は願ってやまない。


双極性障害だけではない。

うつ病や統合失調症の患者が、

就職活動において、



「私はこんな病気がある。だけども……」


と、堂々と自分の能力をアピールできる、


そんな日本に、どうか、なってほしい。




私たちは、今日という日を、

病気と付き合いながら、

みんな必死に、生きているのだ。




どうか、病気があるということではなく、

我々の人間性に、目を向けてほしい。





みんなそれぞれが、

キラリと光る個性の持ち主だから。

この記事を書いたユーザー

おゆきさん このユーザーの他の記事を見る

双極性障害持ちのハチャメチャアルバイターです(笑)
病気とお付き合いしながら、どうにかこうにか生きてます‼

得意ジャンル
  • 動物
  • ゲーム
  • 美容、健康

権利侵害申告はこちら