ゲリラ豪雨と呼ばれる短時間の激しい雨が降るようになって恐怖すら感じることもありますが、雨と一口に言ってもいろいろな降り方があります。

雨は季節によって、降り方によって、いろいろな名前がついているんです。
その一部をご紹介します。

季節の雨

季節を感じる雨の名前。


■春の雨

・春雨(はるさめ)
3月下旬から4月頃にしとしと降り続く雨

・春霖(しゅんりん)
3月から4月のぐずついた天気。春の長雨。

・桜雨(さくらあめ)
桜の時期に降る雨。

・菜種梅雨(なたねつゆ)
菜の花の咲く頃に西日本で天気がぐずつくこと。

■梅雨の雨

・五月雨(さみだれ)
梅雨の別名。

・入梅(にゅうばい)
梅雨に入ること。梅雨は梅の実が熟す頃に降るのでこう呼ばれるようです。

・栗花落、堕栗花(ついり)
梅雨に入ること。栗の花が散る頃なのが由来だそうです。

■夏の雨

・青葉雨、翠雨(すいう)、緑雨(りょくう)
初夏に降る雨。

・夕立(ゆうだち)
夏の夕方に降る激しい雨。

・洗車雨(せんしゃう)
7月6日に降る雨のこと。七夕伝説において彦星が織姫に会う際に使用する牛車を洗う水になぞらえて。

・洒涙雨(さいるいう)
七夕に降る雨のこと。会えなかった悲しみの涙、あるいは別れた後に寂しくて流す涙にたとえて。

■秋の雨

・秋雨(あきさめ)秋霖(しゅうりん)
8月後半から10月にかけて降る長雨のこと。

・秋入梅(あきついり)
秋の長雨の季節に入ること。

■冬の雨

・時雨(しぐれ)
秋から冬にかけて降るにわか雨のこと。

・冬雨(とうう)、寒雨(かんう)
冬の冷たい雨のこと。

・氷雨(ひさめ)
晩秋から初冬に降る氷の粒が混じった冷たい雨。夏と冬の季語になっています。

・凍雨(とうう)
氷が雨のように降ること。雪が雨に変わる際によく見られます。

・村時雨(むらしぐれ) 
ひとしきり強く降っては通り過ぎてゆく雨のこと。

雨の降り方

雨の降り方によって名前があります。


・豪雨(ごうう)
激しく、しかも大量に降る雨のこと。

・篠突く雨(しのつくあめ) 
「篠」は細く集まって生える竹や笹の事です。篠竹を束ねたものが落ちてくるような激しい雨のこと。

・村雨(むらさめ)
「群れた雨」の意味で、それほど激しい雨。ただし、強く降るがすぐやむ雨のこと。

・長雨(ながさめ)
長い間、降ったりやんだり続く雨のこと。

・霧雨(きりさめ)
まるで霧のように細かく、音もなく降る雨のこと。

・天泣(てんきゅう) 
空に雲が無いのに雨が降ってくること。「狐の嫁入り」「天気雨」とも呼ばれます。



ごく一部をご紹介しました。

日本人は自然に耳を傾け、風情、趣きを感じて生きてきたのだと思います。

雨の音に耳を傾けて過ごす時間もたまにはいいかもしれませんね。

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つみき このユーザーの他の記事を見る

最近着物、和物に興味を持ち始めたアラフォーです。
日々の身のまわりのこと、日本の文化や伝統のこと、勉強しながら書いていこうと思います。

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