読書の秋、食欲の秋、芸術の秋、運動の秋。
っと、秋は何かと理由にされがちな季節である。
が、他の季節にしなかった者が突然何かを始めても足を攣るだけだ。
準備体操を甘くみてはいけない…。
何かを始めやすい季節ではあるが、下準備の必要のない絶品料理は卵かけご飯くらいなものである。
それは読書も同じで、読みなれていない者が本を読んだところで、活字を目で追う作業を行うだけだ。
っということで、読書界の卵かけご飯をご紹介しよう。

負ける技

最近、続編が出たカレー沢薫氏によるコラム集。
だが、まずは先にコチラを読むのをオススメする。
漫画家であるが、コラムを書かせたら右に出るものはいないだろう。
漆黒の闇の中に一本のナイフといった感じの本。
作者の負け犬スピリッツが半端なく、それを遺憾なく発揮している作品である。
事故死するくらなら自ら飛び込め!と言わんばかりのコラムばかりだ。
短いコラムながら濃厚で芳醇な香りさえ漂わせ、ソムリエすら泥酔すること間違いない。
負け犬が自分一人ではない…っと安心を得ることが出来る本と言うのは、数多ある本の中で実は数少ない。
砂漠で一滴の水を探すような難しさであろう。
彼女の感性、センス、生き様、その全てに畏怖と狂気を感じる一作である。
漫画家である彼女だが、読書の秋という事で漫画よりもコチラをオススメする。

イニシエーション・ラブ

必ず2回読みたくなるっという謳い文句だったので、おっ!その謎解いてみせますぞ!真実はいつも一つ!っと、無い鼻髭を撫でる勢いで読んだ本。
延々と続くカップルのすったもんだの中で、こうか?いや…そんな簡単なことではあるめぇ!ならばコッチか!?っと読み、ラストの数行で「そういうことか!!」と、それまでの物語が一変する。
しかし、2回読みたくなるかは微妙…何せラスト数行までリア充の日常なのだから…これを苦行と言わず何を苦行と言おうか?
だが…秋だから読書程度の読書には程好い本だと断言できる。
ちなみに元AKB48の前田敦子主演で映像化されたが、彼女の演技とのマッチングぶりが半端なかった。
活字を読むのは面倒と言う人は、DVDをオススメする。

阪急電車

レトロで可愛い阪急電車を舞台にした作品。
一駅ごとに小さな物語があり、一つ一つの小さな欠片が結びつき物語を紡ぐことで一つの物語になる一冊。
悲しい話や重い話もあり1つずつの話としては物足りないものもあるのだが、全部を読み終えた後の心が潤う感じは良い。
この作者の作り出す「愛さずにはいられない登場人物達」には、毎回舌を巻く勢いだ。
老若男女にオススメ出来る一冊であるが、110代の若者にこそ読んで欲しい一作。
イニシエーション・ラブ同様に映像化されているがイマイチ、2時間程度で読めるので是非書籍で読んで欲しい。

死ぬかと思ったシリーズ

いろいろな人の死ぬかと思った体験談が満載の1冊。
馬鹿馬鹿しいのから、九死に一生、エロ系まで多種多様。
人は意外なほどに馬鹿になれ、馬鹿によって身を滅ぼすことがあるっという戒めを感じる。
本を読むわりに読書とは程遠いが、大体の本はカバーさえかけてしまえば無問題。
抱腹絶倒間違い無しなので、真面目なフェイスで読むのは苦行の所存である。
読書家気取って悟りを開きたい方にオススメ。

読書をする者からすると、もっと紹介すべき本があるだろ!っと思われるだろが…。
普段、読書をする習慣がない者を舐めてはいけない!!
本を読んでいないと、本を買っただけで読書した気分になるのだ。
ダイエット同様…運動同様なので、それらで思い当たるものも多いだろう。
っということで、読書慣れしていない者でも気軽に始められる読書の秋を御紹介いたしました。

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不妊治療の末、2011年8月に男児を出産。
親バカでスペクタクルな毎日。
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