何を隠そう。筆者はあまり子供が得意ではない。
2児の母でありながら、子供が苦手だ。

■子供はどんな行動するか予測がつかない。
■自分の思い通りに行動してくれるわけでもない。
■何かとお世話をしなければならない
■子供がいたら、ある程度の仕事を諦めなければならない
■泣かれたら、どうしてあげれば良いのかわからない
■義理実家との価値観の違いで、更に子育てへの自信がなくなる

と、まあ いろいろな困難を乗り越えて今がある。

子供が好きな人にはわからないかもしれないが、
子供をどう扱えば良いのかわからない母親にとって、
周囲からの余計な言葉やお世話は、
できない現実に追い詰められているようでとても心苦しい。

悪気がないことは充分にわかっている。
良かれと思ってアドバイスしてくれているんだろうけど、
できない側からすれば、ただハードルを上げられただけに過ぎない。

できないから悩んでいるにも関わらず、
「こうすれば良い」「こうしたほうが良い」「じゃあ代わりにやってあげるよ」
と、子供を抱き抱えられてしまったら、こちらからすれば取り上げられただけ。

私って必要のない母親なんだ。
こんなふうにはできない。
私がいなくても、この子はしあわせなんだ。

と誰かに言われたわけでもないのに、そう受け取ってしまう。
特に自分が抱っこするよりも、他人に抱かれて楽しそうにしている姿を見ると、
「やっぱりダメな母親なんだな」ってかなり凹む。

でも、子供が好きで扱いに慣れている側からすれば、
できていない母親がもどかしいのだろう。
それで、つい良かれと思って口や手を出してしまう。
そこでその人は「手伝ってあげた」という満足感を得られるが、
こちらは劣等感しか湧いてこない。

最初からうまく育児ができる母親なんていない。
みんな子供と一緒に成長して母親になっていくのだ。
それを忘れてしまったり、自分のやり方を押し付けようとすれば、
子供が苦手な母親からすればいい迷惑。
子供にとっていちばん必要なのは母親だ。
おばあちゃんやおじいちゃん。親戚のお節介なおばさんではない。
だから、まずは母親のメンタルを整えてあげなければならない。

それには時間が必要だ。長く子供と一緒にいなければならないのではなく、
子供と母親が一緒に楽しめる時間。
母親がストレスを感じたときに避難できる場所。
同じ悩みに共感してくれるママ友。
特に子供が小さければ小さいほど必要不可欠。

どんなに子育てを手伝ってくれたとしても、
おばあちゃんやおじいちゃんの時代とはやり方も環境も違う。
精一杯やっているにも関わらず、
「できてない」と言われたら意欲も湧かなくなるだろう。
何をやっても責められるような気がして、
どこにも誰にも相談できなくなる。
そこで父親になる夫が共感してくれたり、手伝ってくれたら良いけど、
なかなかそれも難しいとなると、
子供が苦手な母親はますます孤立する。

筆者は今でこそ、楽しく子供と向き合えているが、
できれば子供が苦手な母親をそっとしておいてあげて欲しい。
「できていないから」という理由で、母親の領域に土足で踏み込むのではなく、
外側から見守っていて欲しいのだ。(虐待とかは除く)
そのうちこちらも成長してきて対応できるようになるから、
それまでは首をキリンのように長くして待っていて欲しい。

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愛媛県松山市在住。岡山県総社市出身。2児の母です。
現在フリーライターとして営業中。

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