若者の酒離れ、という記事がたびたびネットをにぎわせます。その原因は経済の問題、だとか趣向が子どものままだとか、若者に実に失礼ではないか、という論評も目立ちます。
しかしこれら俗説は本当なのでしょうか?
しかもそもそも本当に離れているのか?そのような正確な統計というのはあまり無いような、気もするのですが、ここでは若者は酒離れをしていると仮定して、本当のところ、
いったい何が起きたのか考えてみましょう。

理由は簡単、現在は若者は酒から離されている。

考えるも何も理由はとても簡単です。それは未成年飲酒に対する社会的監視の目や
法律の規制が厳しくなったということに他なりません。
趣向というものがいつ頃から発生していくというと、やはり10代というのがとても
重要な時期なのではないのでしょうか?
その時期がいわば飲酒が厳禁化されてますから、酒から離れるもなにい経験してないんだから、好きになりようもないわけです。
 さて、ここで少し思い返してみましょうか。1970~1990年代は未成年が酒を購入するというのは容易になった時期でした。お酒の自販機が増えはじめ、コンビニエンス
トアも増えはじめる。また、酒税法や物品税の廃止、円高などで、ウイスキー類の値段も
大幅に下落した時期でもありました。そして1998年には販売店の規制緩和も行われます。この時期は未成年でお酒をかっても何もいわれないことがほとんど、いわれるようなら自動販売機もあるなど、いくらでも購入方法があったのです。
 また居酒屋等でも身分証確認なんてしてませんし、大学生でも1、2年のときはほとんどの人が18歳、19歳、のはずなのですが、実質解禁みたいな雰囲気であり、
大学当局からの注意もほぼ皆無、黙認という状態でした。

 ところが最近はどうでしょう、未成年が酒をのんだということがネットで発覚すれば、
即炎上、購入も年齢確認が行われるようになり、未成年は実質不可能な状態になっているわけです。このような状態で、さて、20歳になったらお酒を飲みましょう、え?飲めない?なんで好きじゃないの?とかいっても仕方が無いのです。



成年年齢引き下げが検討されはじめている。酒離れをなげくなら是非推進を。

 といっても私は未成年飲酒を奨励してるというわけではありません。なぜなら私は酒はほとんど飲みません、健康を害しますし、体質的にも合わない、まあ離れているなら別に
いいだろうという立場です。
 ここで重要なのは特に、中高年の方々が若者の酒離れを嘆くのならば、このような事情がある、ということをよく理解したうえで、いろいろ言ったほうがいと思うのですよね。 やれ、若者は貧乏だ、とか、やれ趣向が子ども。だとかネガティブなキーワードも残念ながら目立ちます。
 現在自民党では成年年齢引き下げということも検討されているようです。お酒の消費を伸ばしたい、お酒を通じたコミュニケーションを継続したいなら、このような案に賛成するとか、法に触れずとも、推進するとか方法もあるのです。
 世代間対立、ということもちょくちょく煽られるようですが、このように、即自分の思ったことがすべてではなく、いろいろ検証してみる、これはお酒の話に限った話ではありません、あらゆることにも言えると思われます。

この記事を書いたユーザー

マークチーター このユーザーの他の記事を見る

謎の中年男性です

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • テレビ
  • 恋愛
  • エンタメ
  • コラム
  • ニュース

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス