バンドやアーティストには、売れない頃からのファンはもちろん、大きく有名になった頃からのファンもいる。どちらも大切であろう。
しかし、有名になればなるほど、ファンが増え、ライブやコンサートをしようものなら、チケットは争奪戦になる。

数年前からそれを利用すれば儲かるのではないか?と考える人が多く出てきた。
それはネットの普及により、チケットをネット上で気軽に売り買いできるようになったことが原因ではないかと私は考える。
しかし本来ならそれらは便利で、急用で行けなくなった人は、チケットを購入してくれると、無駄にしなくて済むのだ。
私もそれで何度か無駄にせず済んだことがある。

例えばライブハウスでいうと、地方には小さなライブハウスが多い。
150人くらいで、東京の朝の通勤ラッシュのようになるところもある。
しかしそんな小さなライブハウスでも、ライブを主な活動としているバンドやアーティストにとっては大切な職場であり、ファンとの交流ができる場所なのだ。

そんなライブハウスに、有名なバンドやアーティストがくることになった場合、チケットはもちろんかなりの倍率になる。
どんなに抽選に応募しても、発売日にネットにしがみついていても、コンビニのチケット発券機にならんでも取れないことはしばしばある。

あるとき、どうしても行きたかったライブのチケットが取れなかったことがあった。
本当に大好きなアーティストだったから、行きたくて悔しかったが諦めた。
自分の誕生日に知人がその諦めたチケットをオークションで落札したよ、とプレゼントしてくれた。驚いたが嬉しく受け取り、ライブも楽しんだ。
しかし、実はそのオークションは、かなりの高額で転売されたものだと後から知った。
私はライブが好きだ。バンドやアーティストも応援している。
ただ、高額のチケットを買う、ということに、とても違和感を覚えた。
高額チケットの販売を肯定したような、そんな気持ちだった。
こうやって買う人がいるから、高額で転売し、稼ごうという人がでてくる、そう思った。

それからというもの、高額チケットの転売は増えた。
チケットが数分でソールドアウトして買えないときでも、販売日の翌日には転売がスタートしていて、悔しい思いをたくさんした。
あるバンドは、チケットを受け付けで確認する、と販売においての注意として記載していた。実際には確認がなかった。もしかしたら、それらをやってのけるだけのシステムや人出がなかったのかもしれない。
バンドも無料ダウンロード、コピーで苦しんでいる中、転売まで出てきて、とても悲しそうだったのが印象的である。

今回、それらをなくしていこう!と動いた音楽関係者たち。
素晴らしい取り組みだと感じた。
私たちは、あくまでもバンド、アーティストを応援している。
その人たちが適正だと決めた価格で、一生懸命チケットを買って、ライブを楽しむのが目的なのだ。
誰もそれらを奪う権利はない。高く転売する権利も、高いチケットを買う権利もない。
平等に楽しむことを忘れないでいたい。
新たな取り組みに期待している。

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