いま、入院患者へのお見舞いに、「花」はNGとなっているらしい。病院によっては、「持ち込み禁止」を明確に表示している。

恥ずかしながら、私は知らなかった。理由を知ると、至極当然で納得できる。

最大の理由は、「感染症の予防」である。

花や花瓶の水には、緑膿菌が存在していることが多く、患者に感染すると、命の危険に晒される。

また、自然界のものなので、どんなものが付着しているか、わからない。

患者への影響を考えれば、持ち込まない方が良い。

見舞った相手だけではなく、同室の患者へも配慮しなければならない。

花粉によるアレルギーや匂いへの不快感も考えなければならない。

さらに、狭い病室に花瓶を置くことで、医師や看護士の動きを制約してしまう。つまり、邪魔な存在なのである。

しかも、生花は花瓶の水を換えなければならないので、その手間が看護士にまわってくる場合もある。仕事に追われる看護士に、そんな負担をかけてはいけない。

お見舞いに「花」は当然のことで、迷うことなく「花で良い」と思っていたが、大きな間違いだったのである。

これは危険なことなので、即刻改めなければならない。

だが、突然「花」はダメだと言われても困る。一体、何を持って行けば良いのか。

気心の知れば相手なら、趣味に関するものや好きなものを選べば良いが、そうではない相手なら、非常に悩む。

辛い入院生活を明るく快適に送れるようなもの。落ち込む気持ちを癒してくれるもの。はて、何があるだろうか?

・本や雑誌、CD
・お見舞いの礼状を書くための絵葉書と切手
・家族向けの食べ物
・ごはんの友
・励ましの手紙
・水やお茶などの飲み物
・アイマスクや靴下、ウェットティッシュ
・病院のテレビカード
・ポータブルDVDプレーヤー
・お洒落なスリッパ

思いついたり、探したりしたものを書き出したが、「花」に代わるような決定打はない。「花」の存在の大きさを改めて知った。

だが、「花」がNGとなったいま、日本中の人びとが悩まなければならない。何か解決策はないのだろうか。

こういう問題をビジネスとして捉えると、反感を買うかもしれないが、ビジネスライクなものの考え方が、解決の糸口になる場合もある。

最適なものを思いついた人には、大きな成功がもたらされるだろう。

巨大な市場が見込める。病院近くのチェーン店展開が考えられる。人びとの悩みも解消される。何より、入院患者が喜ぶのなら、それは社会貢献である。

社会のためにも、みんなで悩んで欲しい。

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佐藤きよあき このユーザーの他の記事を見る

1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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