旦那の給料が下がり、小さな子どもを抱えて食べていくには、ママが働かなければならない。厳しい現実だが、生きるためには仕方がない。大変だろうが、明るく頑張って欲しい。

だが、働くママすべてがそうではない。

キャリアを失いたくない。社会と繋がっていたい。金の余裕が欲しい。そんな理由から、働いているママも多い。

子どもを保育所に預け、フルタイムで働いて、仕事帰りに子どもを引き取り、疲れた身体で食事の支度。一所懸命にやっている姿に、拍手を送る人もいるだろう。

だが、私は違う。反感を覚悟で言おう。

「自分勝手ではないのか?」

キャリアも社会との繋がりも金も、自分の欲望である。そのために他人に預けられる子どもはどうなる。

幼児期は、ママと一緒に過ごすことで、“人間”を形成させる時期。めいっぱいの愛情を受けて、“喜怒哀楽”を憶えていくのである。

ここでしっかりと人間形成されなければ、無感情な子どもになってしまう。

母親から離れて、一日の大半を保育所で過ごすと、社会との交わりは体験できるが、愛情に飢えてしまう。

保母さん1人が何人もの子どもを見ているので、目が行き届かない。淋しい思いをしている。幼気な子どもが、じっと我慢しているのである。

幼い子どもにそんな思いをさせることに、疑問はないだろうか。本当に預けなければならないのだろうか。

子どもも可哀想だが、親としても損をしていることを知って欲しい。

0〜3歳くらいは、もっとも成長の早い時期。一日ごとにいろんなことを憶え、毎日が驚きと感動に満ちている。

保育所に預けていては、その瞬間を見逃す。実にもったいない。親として、非常に大きな体験ができる。誰もが味わえることではない。

こんなに素晴らしいチャンスを自ら捨ててしまうのか。

人間としての貴重な経験となる。これも立派なキャリアである。

キャリアを失いたくないと言うが、会社をやめただけで失うようなものは、本当のキャリアではない。その会社だけの地位である。キャリアは、どこでも通用するもの。

社会との繋がりと言うが、子どもを通した繋がりも社会の一部である。

金の余裕が欲しいのは誰もがそうである。だが、金を得るために失うものの大きさを考えて欲しい。少しぐらいの貧乏は、後々良い経験となる。

子どもを保育所に預けるのは、働かなければ食べていけない、という人だけにして欲しい。それでも、子どもといる時は、めいっぱいの愛情を注いでもらいたい。

淋しかったことを忘れるくらい、抱きしめてあげてもらいたい。

そして、金に困っていないのに、保育所を利用している人に言いたい。本当に困っている人と代わってあげてくれ。

最後にひと言。

私は男性だが、子どもが生まれた時、会社をやめて、1年間子育てに参加した。金に余裕があったわけでもない。家内を助けるためと子どもの成長を見たかったからである。なので、「男性にはわからない」という批判は当たらない。

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1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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