みなさん、一度は具合が悪くなり病院を受診した経験があることでしょう。
病院にいくと、医療スタッフのもと様々な治療をしますね。

お医者さんは検査をするよう判断したり、患者さんに薬を処方したり、点滴をしたりします。
でも、点滴や注射は看護師さんもしますよね?

一体、看護師はそれぞれどのような役割を果たしているのでしょう?

今日は意外と知られていない病院の看護師の役割についてご紹介します。

そもそも看護師ってどんな人たち?

保健師助産師看護師法 第5条の「看護師の定義」ではこのように書かれています。

「看護師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者もしくは褥婦(じょくふ:産直後の女性)に対する療養上の世話または診療の補助を行うことを業とする者をいう。」

看護師さんのお仕事とは、「患者さんや産直後の女性が治療が滞りなく受けられるように身の回りのお世話をすること。」「医師の診療がスムーズに進むよう補助をすること。」なんです。

療養上の世話とは?

療養上の世話とは、患者さんの症状などの観察のほかに、環境整備、食事の世話、清拭および排泄の介助、生活指導などのことです。これは看護師が主体的な判断と技術をもって行うものです。

つまり、食事・お風呂・トイレ・掃除など、患者さんの生活に関わるすべてのこと、看護師が「この患者さんには、どのようなお世話が必要か。」「どのような方法でお世話をすればいいのか。」を判断し行うことです。

ただし、何でもお世話をすればいいというわけではないのです。

例えば、足を骨折してギプスをつけると、当然ひとりの力では歩けませんね。
看護師は、患者さんが車椅子に乗って移動ができるように車椅子の乗り降りを手伝いますね。

ほかにも腕に麻痺があって上手く動かせない患者さんがご飯を食べれるようお手伝いをしたり、寝たきりの患者さんをお風呂に入れたりします。
患者さんが一人では行えない日常のことをお手伝いするのが、看護師さんのお仕事なんです。

ほかにも認知症の患者さんのお薬の管理をしたり、高齢の患者さんが転んだりしないように靴や病室を整えることもお仕事の一つです。

診療の補助って何?

診療の補助とは、本来は医師が行うべき医行為の一部を医師の指示に基づくという条件の上で、看護師にも許容した業務のことです。

診察室で使う器具の準備や検査の準備、採血、静脈注射、点滴などを行うのが看護師の仕事です。

あれ?でも注射って先生もするよね?

最初にも書きましたが、医師も看護師も注射や点滴をします。

しかし、ここで大事なのが、「医師の指示に基づく」ということなのです。

「保健師、助産師、看護師または准看護師は、主治の医師または歯科医師の指示があった場合を除くほか、診療機械を使用し、医薬品を授与し、医薬品について指示をしその他医師又は歯科医師が行うのでなければ衛生上危害を生ずるおそれのある行為をしてはならない。(保健師助産師看護師法 第37条)」

つまり、看護師は医師の指示がなく勝手に薬を処方したり、手術をすることはできないのです。

医師が患者さんを診察して「どのような治療が必要なのか。」「どんな検査をいつするのか。」「どんな薬をどれくらいの量投与したら効果的なのか。」を判断し、あらゆるスタッフに指示をして治療を進めているのです。

看護師はただ先生にいわれた通りの仕事をしているの?

そんなことはありません。

看護師は毎日患者さんといろんな話をします。
食事の話、今日見たニュースの話、家族の話、なかには治療への不安を話してくれる方もいます。そしてお家での様子をよく知ってるご家族とも話をします。

検査や手術で多忙な医師達ですが、治療を進めていく上でどうしても普段の患者さんのことを知っておく必要があります。

例えば、糖尿病の患者さんが入院中きちんとご飯を食べているのか、骨折している患者さんが病室の中をどのくらい歩けるようになったのかなど。
日頃の患者さんの様子も主治医にとっては必要な情報なのです。

そんな時は医師と患者さんの様子を情報共有します。

逆に患者さんの様子を見て必要だと思われる医療や看護があれば、先生に提案することもあります。

血圧が高めの患者さんに減塩の食事を提案したり、なかなかお風呂に入れない患者さんのために医師と相談してお風呂に入れるように調整したりします。

ただ患者さんのお世話をしているのではなく、看護師ならではの視点を活かし日々医療を提供しています。

看護師は患者さんに一番近い医療のプロ

いかがでしたか?

医師は治療のプロ、看護師は看護のプロ。
両者ともに医学知識をもち厳しい国家試験を突破した医療のプロです。

そして看護師は患者さんのことを一番知っていて、一番近い医療のプロなのです。
そして病と闘う人のための生活のプロでもあります。

「なんだか最近体調がイマイチだけど、このまま普段通り過ごしていいのかな?」
「最近体重とか血圧とか気になるけど、食事はこのままでいいのかな?」

なんて思ってるそこのあなた!

ぜひ、体のことで気になることがあれば、気軽に医師や看護師に聞いてみて下さいね。

この記事を書いたユーザー

けいじゅ このユーザーの他の記事を見る

看護師兼クラブでのパフォーマーとして活動していたが、一大決心をして看護師を退職。接客業、パフォーマー、バーテンダーとして活動中。医療のあれこれ、エンターテイメントについて執筆中。

得意ジャンル
  • 音楽
  • マネー
  • ファッション
  • キャリア

権利侵害申告はこちら