悲痛な動物の鳴き声が村中に響き渡った

いつもの日曜日の朝、午前9時頃、インドのマハーラシュトラ州Pimpalgaon Siddhanathの村に、悲痛な動物の鳴き声が響き渡りました。

村人たちは、それがどこから聞こえてくるのかわかりません。でも、鳴き声が反響していることから、もしかしたらと村にある深さ約18メートル(60フィート)の大井戸の中を覗いてみたところ、水の中にヒョウが落ちていたのを発見したのです。

村人たちはすぐに森林局に連絡を入れました。森林局は‘Wildlife SOS‘が運営しているManikdoh Leopard Rescue Centre(ヒョウ救助センター)に救助を依頼しました。

出典 http://wildlifesos.org

約18メートル下の井戸の中で発見されたヒョウ

救助の手順

これはこの村周辺では珍しい光景ではないそうです。しばしばヒョウが出現するため、このようなことが発生すると言います。そのため、村人たちも救助の手順を心得ていました。

専門の救助チームが駆け付けるまでヒョウが溺れないように、村人たちはサトウキビの束を作って井戸の中に投げ入れました。すると、ヒョウはその上によじ登って必死で耐えています。投げ入れられたサトウキビの束には、両端に紐がつけられ村人たちによって安定されています。井戸の周りには、心配した村人たちがたくさん集まってきました。

出典 http://wildlifesos.org

井戸の周りにはたくさんの人々が集まって来た。

専門の救出チーム

救助依頼の連絡を受けたManikdoh Leopard Rescue Centreでは、これまでに救助されていた31匹のヒョウに餌やりが行われている最中でした。救出されたヒョウたちは、傷ついていたり病気になっていた場合、一旦センターで保護し、元気を取り戻してから自然に帰されます。

今回は、センターから20キロメートル離れた井戸でした。すぐに6人の救助隊と1人の獣医のチームが組まれ、救出準備をし、現場に急行しました。

そして井戸に救助用の籠が慎重にヒョウの近くに下されました。

その時の救助の様子が動画におさめられています。

出典 YouTube

息をのむ救出劇の実際の動画です。

野生に帰されたヒョウ

今回、救出されたヒョウは健康には問題なかったので、すぐに野生に帰されたそうです。

出典 http://www.ndtv.com

ヒョウ自ら檻の中に入っていく

参考資料

最後に

ヒョウも人間が助けてくれることをちゃんと判っていましたよね。近づいてくる檻を自ら手繰り寄せ、中に必死で入って行くヒョウ。息をのむ救出劇が展開されました。最終的に無事、救出されてホッとしました。

何故、ヒョウがこんなに深い井戸に落ちてしまったかは謎ですが、水を飲もうとしたのか、興味本位で中を覗いてしまったのか、あるいは、そこに大きな井戸があると知らずに飛び越えようとしたのか。。体は大きいですが、まだ若い子供のヒョウのようでした。

このヒョウは二度とこの大井戸には近づかないことでしょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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