記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
公共の交通機関を利用していると、たまに「マタニティマーク」をつけたこれからお母さんになる女性を見かけます。
そういうかたを見かけたら席を譲り、出来れば譲る際に心の中で元気のよい赤ちゃんが生まれることを願いましょう。

しかし、近年ではこの「マタニティマーク」を自粛するかたもいるそうです。その背景にはどのような理由があるのでしょうか。

マタニティマークとは何ですか?

マタニティマークとは、1990年代に外見では妊婦とはわからない妊娠初期~中期の方につけてもらうことで、周りの人に妊婦であることをはっきりとさせて譲ってもらうことができるようにしようという考えのもと始まったマークです。

いま多く広まっているマークは2001年から2010年に行われていた「健やか親子21」という厚生労働省のプロジェクトの中で募集、決定されたもので、全国的に用いられています。

デザインは以下のようなものとなっています。

マタニティマークはどこで受け取ることができますか?

自治体によっては母子手帳と一緒に配られるところもありますし、大きな駅の事務所などでも配布しています。

このマーク自体は厚生労働省のホームページから誰でもダウンロードでき、カラーの場合には色合いを変えないなどの一定の条件のもと誰でも使うことができますので、このマークを付けたキーホルダーや携帯ストラップなども売られています。

マタニティマークは妊娠をしてからどれくらいでつけるべきか目安はありますか?

もともと妊娠初期の外見からははっきりしないが、つわりなどでつらい時期につけてほしいということで考案されたものです。

妊娠中ずっとつけている必要はありませんが、自分が体調が悪い時には、席を変わってほしいということをアピールするためにつけるのがよろしいかと思います。

マタニティマークを付けることによるメリットを教えてください。

周囲の人が席を譲ってくれることが多くなると思います。

また、逆の立場で考えてもらいたいのですが、座席に座っていて仮に妊娠中に思える人が目の前に来ても、本当に妊娠中か、ただ太っているだけなのか服の上からだけでは判断が難しいこともありますよね。
その時に「席座りますか」などというと、もし太っているだけだった時に失礼かなと考えてなかなか声がかけられないということが起こります。

そのように助けがほしいことをはっきりと示すことは、周りの人にとっても悩まずに済むというメリットがあります。

近年ではマタニティマークを自粛する方が多いと聞きましたが、本当ですか。

大きく2つの理由があるといわれています。

1つは、安定期になるまで妊娠を周りの人に伝えたくないと考える人の場合です。
同じ電車に知り合いが乗っているとも限りませんので、友人や職場のひとにある程度話すまではマタニティマークを付けることを避ける人がいます。

もう1つは残念ながら、ごく一部に妊娠したくてもできなかった人などからいやな思いをしたという報告があるためです。

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医師からのアドバイス

マタニティマークは認知度も高く、妊婦はいたわるものであるという認識を社会全体に広める大切な役目を持っています。

マタニティマークを付けていたら譲ってあげる、また妊婦の方も大丈夫なときはしまっておくなどの工夫が広まることで、お互いの善意が生かせるようになるといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)

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