日本でも菅野美穂さんや山田優さんなど、芸能人が行ったことで少しずつ一般にも知られるようになってきたベビーシャワー。もとは赤ちゃんが生まれて育児などで時間がなくなってしまう前にみんなで集まってお祝いしよう!というアメリカの文化なのだそうですが、筆者の住むイギリスでもここ数年で人気が高まり、マタニティライフを締めくくる定番行事となりつつあるようです。


ウエディングパーティーの次はベビーシャワー、といわれるほど大々的で豪華なパーティーをするのが主流なアメリカと違い、イギリスはどちらかというと本当に親しい友人たちだけでこじんまりと、予算もあまりかけずに行われることが多いよう。かく言う出産間近の筆者も、つい先日友人宅のお庭にてピクニックスタイルのパーティーをしてもらいました。日本でも気負わずに気軽に出来るアイディアが満載の素敵なイベントだと思ったので、ご紹介させていただきます。

そもそもベビーシャワーって?

ベビーシャワーとはアメリカ発祥の妊婦さんのためのお祝い習慣。
赤ちゃんが生まれる前、ちょうど主役である妊婦さんが8ヶ月あたりの安定期に入る頃、親しい友人や家族とのパーティ形式でお祝いする行事です。
アメリカで始まったこのパーティ、もともとは大人の女性だけの集まりで開かれていたもの。一昔前は男性、子供は禁止。初めての出産のときにだけ開かれていたこのパーティは男性が結婚前にやるバチュラパーティ的なのりで、母になる前の“女”を楽しむ的な要素もあった

出典 http://www.babyshower.or.jp

文字通りシャワーのように、お祝いの気持ちやプレゼントが妊婦さんと赤ちゃんに降り注ぐ、というのが由来だそうです。

英国流ベビーシャワーは、アフタヌーンティーの時間帯に

ベビーシャワーは、基本的に妊婦さんではなく親しい友人がホスト役となって企画するもの。身重の妊婦さんが後片付けなどをしなくていいように、開催場所も友人の家やカフェなどで行われることが多いようです。

食事は豪華なフルコースやブッフェなどではなく、アフタヌーンティーの時間、だいたい3時ごろに集まってジャムをたっぷり付けたスコーンやサンドイッチなどをつまみながら、親しい友人同士で昼下がりのおしゃべりを楽しむのがイギリス流。企画する側の負担も少なくていいですね。 もちろん赤ちゃんをテーマにしたアイシングクッキーやケーキがあっても素敵です。

費用の負担は?

基本的に友人主催のパーティーとなるため、妊婦さんは自分が主役だけど準備や費用は人任せ、という気遣いの国から来た日本人には少々落ち着かない立場となります。
筆者も主役だし、とどっしり構えていれたら良かったのですが、友人が自宅を会場として提供してくれる上に、飲み物のことや飾り付けの用意などのコストを考えると、ありがたいやら申し訳ないやらで気が気ではありませんでした。

結局ゲストがそれぞれ軽食を持ち寄るポットラック形式ということになったため主催側の負担は少なく、飾り付けなど細々したものは友人のご厚意に甘えるという結果になりましたが、そうではない場合はゲストからのカンパという形で当日ボックスにお金を集めるというようなこともあるようです。どちらにしろサンドイッチやスコーンなどの軽食なので、みんなが低コストでお祝いできるのが魅力です。その分赤ちゃんへのプレゼントを奮発してもいいですしね!

最後に渡すお土産や、ゲームをしたときの景品などは、妊婦さんが用意します。

ギフトのマナーや決まりごとは?

「プレゼントの話になると、急にシャイになってしまう」というイギリス人。欲しいものをリストアップしてゲストに事前に知らせておく、というのがアメリカ流ベビーシャワーの常識のようですが、なんだか申し訳なくて遠慮してしまう、という人も多いようで、そこはなんだか日本人の感覚と似ている気がしますね。ですのでゲストは思い思いのギフトを持参するか、ベビーグッズのお店のギフトカードを送る人も多いのだとか。最近日本でもよく見る、オムツをケーキのようにあしらったオムツケーキはこちらでも人気です。

妊婦さんは感謝の気持ちを込めて、〝グッディバッグ〟と呼ばれるお土産袋を帰りにゲストに手渡します。筆者は手づくりのクッキーと、赤ちゃんと哺乳瓶の形をしたグミを詰め合わせて渡しました。

ちょっとしたゲームで盛り上がろう

出産前に親しい友人同士でゆっくりおしゃべりを楽しむのが最大の目的とも言えるこのパーティ。やることを詰め込みすぎてせわしなくなってしまうと元も子もありませんが、ひとつかふたつほど簡単なゲームを用意しておくと盛り上がるので、筆者が体験して楽しかったものをいくつかご紹介します。

・リボンや紙テープなどを用意し、ゲスト一人一人に妊婦さんのお腹周りと同じ長さになるように予測して切ってもらう。一番近かった人が勝ち!

・赤ちゃんが生まれたときの体重や、実際に生まれる誕生日をみんなで予測して、メモを取っておく。赤ちゃんが生まれた時に一番近くを予想した人は後日景品がもらえる。


・新生児用のオムツを用意し、ゲスト一人一人にオムツ替えの時に見てクスッと笑えるようなメッセージを書いてもらう。

例)『ママ、よく眠れた?』『心の準備が整ってから開けてください。』など
新生児のお世話で大変なママを皮肉ったジョークが多いようですが、夜中フラフラになった時に見ると、クスッと笑えて元気がでるかもしれませんね。
一番面白かったもの書いた人には、妊婦さんから景品がもらえます。

いかがでしたでしょうか。パーティーの規模の大小やコストをかけるかけないなどは関係なく、お祝いをしたいと思ってくれる人がいるというのはそれだけで何とも嬉しく心温まるもの。特に出産の近い妊婦さんは色々不安を抱えているので、『一人じゃない』と励ましてもらえる素敵な機会だ思いました。
イギリス流はパーティーというよりもお茶会の延長、といった雰囲気なので肩肘張らずにゆるく楽しめるのが魅力。
出産間近の友人に何かしてあげたい…でも豪華なパーティーは準備が大変、なんて時に参考にしてもらえると嬉しいです。

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イギリス中部にてカントリーライフ満喫中。もうすぐ第一子出産予定!海外の子育て情報なども発信していけたらと思います。

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