・ゲイであることを打ち明けられない

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あなたの身近な人がもしゲイだったら、あなたはどう思いますか。

親や友だちに自分が同性愛者であることを打ち明けられず悩んでいる方が世の中にはいます。それは、告白したら周りから偏見の目で見られないか不安だからに他なりません。

そんな中、それが原因で自殺に追い込まれた若者が日本にいました。

・友だちに恋愛感情を告白した

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その男性は当時25歳の一橋大法科大学院生でした。彼は同性愛者ですが、同じ大学に通う友人たちにそのことをずっと秘密にしていました。それは、友人たちは同性愛者について「生理的に受け付けない」と話していたからだと言います。

2015年4月のある日、彼は勇気を出して以前から思いを寄せていた友人グループの一人である仲良しの同級生に告白をしました。

・LINEで「付き合いたいです」と告白

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彼は友人にスマートホンの無料メッセージアプリ「LINE」で告白をしたと言います。

「付き合いたいです」
「付き合うことはできないけど、これからもよき友達でいてほしい」

出典 https://www.buzzfeed.com

友人からの返事は、付き合いは出来ないけど、友達でいてほしいとの内容でした。友人はこの時彼がゲイであることを初めて知ります。
恋愛感情を告白する行為は男女関係なくとても勇気のいる行動です。加えて親しい友人にゲイであることをカミングアウトするという事はさらに勇気のいった行動だったと想像します。

この出来事を二人だけの心の内にしまっておけば、本人も大きく傷つくことはありませんでした。しかし…

・他の友人8人にゲイであることを暴露された

出典 https://www.buzzfeed.com

しかし、その約二か月後、友人が周りにゲイであることをバラしたのです。他の同級生が共有しているLINEグループにて、告白した友人に彼がゲイであることを暴露しました。

・吐き気や動機に襲われるようになる

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まさか片思いだった相手が周りに言いふらすだなど思ってもいなかった彼。彼にとって相当ショッキングな出来事でした。
それから彼は、吐き気や動悸などのパニック発作を起こすようになってしまいました。心療内科に通い、大学のハラスメント相談室にも相談をしに来ていたといいます。

・大学内の建物から転落死

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そして告白から4か月ほどたった同年8月、彼は授業中にパニック発作を起こし保健センターを訪れた後、大学内の建物のベランダを乗り越えて転落死しました。

これに対し彼の親族は、彼に恐怖と不安を与えた、配慮が十分でなかったとして友人と大学側を提訴しました。

・アウティングの恐ろしさ

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皆様は「アウティング」という言葉をご存知ですか。
同性愛者の方が自ら自分が同性愛者であることを告白することを「カミングアウト」と言いますが、周りの人に勝手にバラされる行為を「アウティング」と言います。

アウティング (英語: Outing、発音: [a'utiŋ]))はゲイやレズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)などに対して、本人の了解を得ずに、公にしていない性的指向や性自認等の秘密を暴露する行動のこと。
アウティングはプライバシー問題、選択の自由の侵害問題などを引き起こし、さらにホモフォビアや異性愛中心主義(ヘテロセクシズム、en)解消の取組みにまつわる共通善(en)議論の火付け役ともなる。

出典 https://ja.wikipedia.org

・アウティングによる精神的ショック

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同性愛の方は周りに知られたら偏見の目で見られるかもしれないという恐怖と不安の中にいる方もたくさんいらっしゃいます。本人の許可なくバラされてしまうという事は、本人にとって精神的に大きなダメージとなるのです。

今回の場合も、片思いだった相手にアウティングされてしまったことで、彼と彼の家族の人生は一瞬にして変わってしまったのです。

・なぜ思いやれなかったのか

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この出来事に対して多くの方から反響が寄せられています。その意見の中で多く聞かれるのが何故、セクシュアルマイノリティであった彼の気持ちを理解して思いやれる人が周りにいなかったのかということでした。

・SOSサインは出ていたのに

・自殺を決行したのは、何らかの講義やメッセージに感じる

病院に通ったり大学に相談していたのにもかかわらず、自ら命を絶つことを選択せざる得なかった彼の気持ちを考えると非常に辛い思いです。同性愛者に対して差別や偏見の目で見てしまう人たちに対して、大人がどういう対応をすべきかを考えさせられます。

・友人に彼を助けてくれる人がいなかった

同性愛者をからかったりすることに対して「ダメだろ」と言ってくれる人がいなかったのか、というところが気になる方が多かったようです。しかし、場の雰囲気から、心の中では思っていても口に出せなかったという事もあるかもしれません。

・言いふらした友人は悪いと思っているのか

周りにばらさずにはいられなかった友人、どういった気持ちで周りに彼がゲイであることを言ってしまったのか気になります。

・同性愛者じゃなくても辛い

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この出来事は同性愛者でなくても傷つく内容です。まず、告白して失恋してしまったこと。これだけでもショックは大きいでしょう。そしてさらに、その好きだった、信用していた相手に告白したことや自分の秘密をバラされてしまったのです。

・少数派は好奇の目でみられるのも当たり前なんて間違っている

誰だって少数派になりえるのだから、相手の気持ちを理解してあげる想像力が必要なのかもしれません。

・遺族の気持ちを思う

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また、本人だけでなく残された遺族の気持ちも考えると心が痛みます。

「裁判を通じて何かが変わるきっかけになってほしい」

同性愛者だと言いふらされると傷ついてしまう社会、この社会を変えたいという遺族の気持ちが伝わってきます。

・性的マイノリティを当たり前に受け取れる日本になりますように。

日本でも近年同性愛者に対する理解は広まってきたように思っていました。しかし、まだまだ差別的な目で見る方が多いという事を改めて実感させられた出来事でした。

・他人ごとだとは思えない

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自分も同じような思いで、周りにカミングアウトできないと悩んでいる方。このニュースを聞いた時、自分のことかのように胸が張り裂けるような辛さを感じた方もいらっしゃいました。

・見えない恐怖がある。周りに避けられるのではという恐怖。

常日頃からこの見えない恐怖と戦うというのは大変なことです。
同性愛者に対する偏見をなくす教育を子供のころから実施すれば変わるのではないかという意見もありました。

・今の日本は、自分がいる場所によって、周りのLGBTに対する反応が全然違う。

日本では場所によって、同性愛者に対する反応が全然違うと実体験を報告される方もいらっしゃいました。確かに人が多く集まり様々な人種や考え方が入り混じっている場所では差別や偏見は少ないのかもしれません。

・「受け入れてくれる人は必ずいる」って漫画ではよくある言葉だけど、ほんとその通り

自分が今いる場所だけが全てではないかもしれません。

・希望を捨てないで

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・世界はかわります。だいじょうぶ。

今回ご紹介した出来事と同じような境遇で悩んでいる方へ、希望を捨てないでいてほしいとのメッセージが多くみられました。こういった人々の思いやり、優しさがこれから社会を変えていくのです。

もし、あなたの周りに同性愛者がいたらアウティングは絶対にしないであげてほしいと願います。そして、優しく手を差し伸べていつもと変わらない笑顔でいてあげてください。

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