これは、亡くなったおやじの話である。

30年以上前になるが、わが家は小さなマンションを買うことにした。ずっと、狭いアパート住まいだったので、おやじが頑張ったのである。

物件を探していた時、建築中のマンションで入居者を募集していたので、申し込むことに。

そこで、おやじの交渉が始まった。

私たちが欲しいと思った部屋は、1320万円。おやじはいきなり、「20万円負けてくれ」と言い出した。横にいた私はビックリ。家まで値切れるのか、と思ったからである。

「20万円は、他の部屋に振り分ければいいでしょ」という交渉だった。で、これが通ったのである。1300万円になった。

どうして、こういうことができるのか。

マンションは、「1棟全体でいくら」という計算をしていて、それを階層や場所などの条件によって、“適当”に振り分けている場合が多いのである。

おやじがこのことを知っていたのかどうかはわからないが、交渉は成立。

他の入居者には申し訳ないのだが、もうおやじは亡くなっているので、お許しいただくことにしよう。

この考えでいくと、住宅団地でも使える手なのかもしれない。数十万円は、大きい。

この血を引く私は、高校生くらいから、家電製品や家具を値切るようになった。

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1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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