記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
これからの時期、熱中症が心配されますが、毎年全国で起こっている熱中症患者の約半数は高齢者の方だといわれています。

ではなぜ、高齢者の方が熱中症になりやすいのか、どのような水分、栄養補給が最適かを栄養士に解説していただきました。

高齢者が熱中症になりやすい理由は?

高齢者の方は普通の成人に比べると体の中の水分が、5~10%も少ないといわれています。
それに加え、感覚が鈍くなってきており、喉が渇きにくいため水分補給をしなかったり、おしっこが近くなることを嫌がって、水分摂取を控えてしまう傾向があります。

そのため高齢者の方は若い人に比べて、脱水症状や熱中症になりやすいと考えられます。

夏季のお出かけ時に携帯したらいいものは?

水分補給に関しては、高齢者に限らず、どの年齢の方にもあてはまることですので、夏の外出時には必ず水筒など、水分補給をできるものを持っていくことが大切ですね。

また、高齢者の方は体温調節機能が低下しているので、汗をかきにくく、体に熱がたまりやすくなります。
高齢者の方と外出される時にはなるべく日傘をさしたり、帽子をかぶるようにするといいですね。

さらに、保冷バッグに保冷剤や濡らしたタオルなど、おでかけ先で体を冷やせるものを持って出かけるのもひとつですね。冷たいタオルで体の表面を拭くことでクールダウンすることができます。

高齢者と外出する際に水分・栄養補給の面で注意すべき点は?

高齢者の方とお出かけされる時には、なるべく意識して水分補給をすることをお勧めします。

たとえば15分歩いたら、のどが渇いていなくても水分を飲む、1時間たったら疲れていなくても涼しい場所でちょっと座るなど、時間でルールを決めておくとよいでしょう。

飲食物を保管・持ち運びする際に注意することはありますか?

夏場にお弁当を持ち歩くのであれば温度が上昇しないように保冷剤を使うといいでしょう。お弁当の蓋の上に乗せておくといいですね。梅干し大葉ゆかりなど、防腐剤の代わりとなる食材を、お弁当の中に入れるのもおすすめです。

最近では、同じく防腐効果のある、ワサビ成分を含んだフィルムなどの便利グッズも販売されています。こういったものをうまく利用して食中毒をふせぐことも大切です。

さらに、お弁当の中にはなるべくマヨネーズのサラダなどは入れないようにし、おかずにはしっかり火を通してから入れましょう。この時期は少し濃いめに味付けをすると細菌の繁殖を抑えてくれます。

夏に外で食べるお弁当にオススメの料理を教えてください。

夏場ですと、きんぴらごぼうや、ヒジキご飯などがオススメです。

また、薄切りにした赤身の肉を網焼きにして、蒸した夏野菜とともにポン酢などでさっぱりといただいたり、蒸したささみを割いて三つ葉や水菜などの青物と和え物にすると、少量でも満足する献立になります。

高齢者の方はどうしても肉を避けがちですが、良質なたんぱく質源ですので上手取り入れるように心がけてください。

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栄養士からのアドバイス

高齢者の方は私たちが考えている以上に熱中症に注意が必要です。
屋外に行く場合に注意するのはもちろんですが、室内にいても熱中症で搬送されているケースも多いため、屋外と同じく同じく水分補給は大切です。

とくに湿度が高すぎるのは危険ですので、室内ではエアコンを上手に利用しましょう。

(監修:Doctors Me 栄養士)

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