私たちは生まれた国、男女の性別、肌の色などを選んで生まれてきたわけでなく、本人の努力など一切関係ないにもかかわらず、いろんな理不尽な人種差別、偏見の歴史が繰り返されてきました。

相模原の事件をきっかけに、障害者についてのいろいろな考えを見聞きしながら、「肌が黒い」というだけで差別を受けてきた黒人について、思いを巡らしていました。

黒人霊歌やゴスペル

アメリカの黒人奴隷にキリスト教が広まり、アフリカ独特の音楽的感性が融合して生まれた宗教的な歌は、単なる歌謡曲ではなく、苦しみの中で神を見上げる「希望」を歌った内容が多く、心揺さぶるものが多くあります。

アフリカ大陸からアメリカ大陸に強制連行され、奴隷状態に置かれた黒人たちの生活は家畜以下の扱いだったと言います。

「Amazing Grace」

「Amazing Grace」を作詞した「ジョン・ニュートン」は1725年、イギリスに生まれ、母親は敬虔なクリスチャンでしたが、彼が7歳の時に亡くなりました。

当時のアメリカでは、黒人を人間らしく扱うことをせず、家畜以下の「奴隷」として扱い、売り買いしていた人たちがいました。

「ジョン・ニュートン」は船乗りになり、やがて奴隷船の船長となって奴隷を売ってはお金を得ていました。

奴隷船の中は、ぎゅうぎゅう詰めで、定員以上の人が乗り、折り重なるように奴隷はただ寝かされて運ばれていたとのこと。

トイレにも行けず、上の人の排せつ物が下にいる人にかかってきてもお構いなしのような状態だったと言います。
劣悪な環境のために、目的地に着く前に亡くなる人も多数いたとのことです。

彼が奴隷船の船長として働いていた時、大きな嵐に遭遇し、命の危険にさらされました。

その時、ジョン・ニュートンは「私の命を助けてくださるなら、神様、あなたのお役にたつ人になります。」と必死に祈りました。

子供の頃に聖書のお話を聞いていたと思われる彼が真剣に祈ったのは、この時が初めてだったようです。

すると、流れ出た貨物が船に空いた穴をふさぎ、浸水を止めたために沈没の難から逃れることができました。

その後、彼は祈った通りに回心をし、聖書を学び、牧師となります。

「Amazing Grace」の歌詞は、奴隷貿易をしていた時の自分の過ちへの悔い改めであり、それでも大きな愛で赦し、愛してくださる神の愛を歌っています。

アメリカでもっともよく歌われている讃美歌の一つであり、「キング オブ ゴスペル」と呼ばれています。

日本語の賛美の歌詞は「驚くばかりの恵みなりき この身の汚れを知れる我に」というものです。

『聖歌』第229番、『聖歌 (総合版)』第196番は「おどろくばかりの」、『讃美歌第二編』第167番は「われをもすくいし」という歌詞と歌いだしになっています。

7歳の少女が歌う「Amazing Grace」の動画が目に留まりました。

「Amazing Grace」

出典 YouTube

7歳の少女が歌うアメージンググレイスです。日本語の歌詞がついています。

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東京基督教大学神学部神学科卒、webライター1級

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