地獄のような犬生を送ってきた‘彼‘

‘彼‘には、名前はありませんでした。

‘彼‘が唯一所有しているものは、‘彼‘がたどってきた‘辛い過去‘でした。それは‘彼‘の体に刻まれていました。

‘彼‘の後ろ足は、車に轢かれたみたいでひどく曲がっていました。そして、体は傷だらけでした。

「‘彼‘はきっとこれまで地獄のような犬生を送ってきたんだと思います。」と〈 Fighting for the Bullys〉のカーラ・ウェルチさんは語ります。

しかし、先週、‘彼‘はたぶん生まれて初めて”名前”とそして”未来”を手に入れたのです。

出典 https://www.thedodo.com

‘彼‘

‘彼‘の運命を変えた事件

‘彼‘が米国ジョージア州バルドウィン通りを彷徨っている時に、偶然、喧嘩をしている男女と出会いました。

すると突然、男性がナイフを引き抜き、相手の女性を刺そうとしたのです。

それを見た‘彼‘は咄嗟に男女の間に飛び入ったのです。

その結果、‘彼‘はナイフで5回も刺されてしまいました。‘彼‘は自分の命を顧みず、まったく知らない女性の命を救ったのです。

通報を受け駆け付けたティモシー・クレイ巡査部長とダニエル・シーリー警察官が眼にしたのは、出血して道路に倒れていた犬でした。

彼らは、瀕死の状態の犬を見殺しにするわけにはいきませんでした。彼らは、わざわざ時間外に開けてくれる獣医を探し出したのです。

そして、犬を手術台に運びました。

「かなり出血していたので、犬の歯茎は既に白くなっていました。」とシーリー警察官は語りました。

出典 https://www.thedodo.com

勇敢にも暴漢に立ち向かった‘彼‘

新しい”名前”と”未来”を手に入れた

幸運にも、‘彼‘は、一命をとりとめました。

事件から数日後、‘彼‘はウェルチさん(ピットブル救済活動をしている)の車の中にいました。そうです。‘彼‘に”未来”ができたのです。

更に、‘彼‘は、輝かしい”名前”を手に入れたのです。

『ヒーロー』(英雄)が‘彼‘に与えられた新しい”名前”です。

出典 https://www.thedodo.com

ピットブルの救済活動をしているウェルチさんが‘彼‘の保護を申し出たのです。

新しい犬生の始まり

「この犬は素晴らしい犬です。生きるべき犬なのです。彼の地獄のようなこれまでの犬生は終わりました。これから希望ある未来を生きるのです。」とウェルチさんは言いました。

出典 https://www.thedodo.com

‘彼‘を獣医まで運んだ2人の警官と

最後のパーツを握るのは?

「我々警察官は、常に悪い出来事に遭遇します。しかし、今回のような素晴らしい出来事にも遭遇します。そんな時、我々の任務を誇りに感じるのです。‘ヒーロー‘の命を救ってくれた関係者すべての方たちに心から感謝します。」

今回は、野良犬が知らない女性を救助→刺され死にかけた野良犬を警官が救助→運ばれてきた瀕死の野良犬を獣医が救助→ピットブル動物救済団体が野良犬を保護、という救助の連鎖反応が起きました。

しかし、この一連の救出劇には、最後の大事なパーツがまだ完成していません。

最後の大事なパーツとは、‘ヒーロー‘と名前がついた‘彼‘にとっての明るい”未来”を確定するための、”新しい家と家族”です。

「それは、もしかしたら、あなた?かもしれません。あなたが最後の大事なパーツとして、この救出劇を締めくくることができるのです。考えて見てください!」とこのお話は締めくくられていました。

‘ヒーロー‘に良い家族が見つかりますように!

参考資料

最後に

野良犬が自らの命を顧みず、暴漢に立ち向かったという本当に素晴らしいお話しでした。もちろん、実話です。しかも、今回‘ヒーロー‘になった犬は、世界中で危険犬法でいわれなき弾圧をうけている‘ピットブル‘なのです。

これでも、ピットブルが人間にとって危険な犬で、しかも殺処分されなければならない行動をしていると言えるのでしょうか?全く逆ですよね。。自分の体を盾にして、人間の命を助けたのですから。暴漢に噛みついたわけでもありません。暴漢の振りかざしたナイフを自分の体で受けたのです。

なんという勇敢な犬なのでしょう。これまで人間に捨てられ、冷たくあしらわれ、誰も助けてくれず、ひき逃げまでされたであろう地獄のような犬生を送ってきたであろう犬が、人を助けるために咄嗟に行動したというのは、本当に驚きでした。

でも、これまでにも、犬たちが自らの身を投げ出して人間を助けたというお話しをよく聞きます。それが本来持っている犬の習性なのかもしれませんね。本能的に弱者におかれた人間を守るというのが。。

それなのに、人間は、何もしていない犬たちを傷つけ、捨て、殺処分したりしています。私たち人間の方がずっとずっと愚かな生き物なのかもしれません。。

この記事を書いたユーザー

さくらまい このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 動物
  • 美容、健康
  • 感動
  • コラム
  • ニュース

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス