あなたの人脈は、どの程度広いものだろうか。大企業の重役を知っている。営業部長と親しい。出入り業者とも仲良くしている。他にも、銀行マンや証券マン、マスコミの人とも太いパイプがある。

仕事上、何か問題が起こった時にも、相談に乗ってくれ、助けてくれる。素晴らしい人脈が築かれているかに見える。本人も、優れたネットワークを築けていると自負している。

ところが、大きな落とし穴が……。

もし、会社が倒産したり、あなたがクビになったりしたら、その人脈は活用できるだろうか。

「仲良くしているから大丈夫だ!」と思っているかもしれないが、ほぼ100%ソッポを向かれてしまうだろう。仕事を貰いに行っても、相手にしてはもらえない。

そこで、人間不信に陥る。「あれだけ親しくしていたのに、なぜだ?」と思うだろうが、相手は、あなたとおつき合いしていたわけではない。

あなたの会社、あなたの名刺とおつき合いしていただけである。会社も名刺も失ったあなたには、何の魅力もない。それが現実。

どこに行っても通用するスキルを持っていない限り、あなたは会社の歯車のひとつに過ぎない。歯車ひとつでは、動くことさえできないのである。また、歯車の代わりなど、いくらでもある。

だから、会社をバックにした人脈など、何の役にも立たないのである。

どこに行っても通用するスキルのひとつに、「独自の人脈」がある。会社とは無関係な人脈。セミナーで知り合った人、異業種交流会、趣味のサークルで出逢った人など、会社とは一切関係の無い繋がりを築くことが大切である。

仕事に直接関係無くとも、まったく違う業界の人と知り合うことは、大きな勉強になるし、刺激を受ける。また、無関係な話題の中にこそ、仕事のヒントが隠れていることが、多々あるものだ。

狭い業界の中だけで動いていては、見えないことがたくさんある。もっと広い世界に飛び出して、さまざまな体験をする必要がある。

そのためにも、会社とは無関係な人脈づくりに、力を入れるべきである。将来へ向けての人脈貯金。いずれ、大きな利息を生んでくれるだろう。

この記事を書いたユーザー

佐藤きよあき このユーザーの他の記事を見る

1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

得意ジャンル
  • 社会問題
  • ライフハック
  • 広告
  • グルメ
  • 料理
  • 暮らし
  • コラム

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス