出典photo;牧師の妻

子供のころ、本を読むのが好きでした。
今はうまく時間が取れず、あまり本を読みません。(^_^;)

先日、ひょんなことから子供の頃に読んだ「モモ」という児童文学のことを思い出していました。

原作のドイツ語に続いて日本でも人気が高い児童書だそうです。夏の読書感想文にもおすすめです。

「モモ」あらすじ

「時間貯蓄銀行」と称する灰色の男たちによって街の人たちはみな時間を節約し、時間を貯蓄するようになる。

「時間を貯蓄すれば命が倍になる」と言われ、人々は真に受けてしまい、忙しく時間を節約するようになる。

結果、灰色の男たちに「時間を奪われる」ことになり、街からはゆとりある会話や優しさが消えていく。

街の人々はみな騙されて、時間でできている男たちに実は「自分たちが節約した時間をささげ、提供している」ということに気づかず一生懸命になっている。

モモだけは、物事の真実を見抜き、たった一人になっても人々を救おうとあきらめない。

あきらめずにつきつめていくと、灰色の男たちの正体や撃退法がわかってくる。
ついにモモは盗まれた時間を解放する。・・・

ポケモンGOと「モモと時間泥棒」

いつまでも「ポケモンGO」の話題を取り上げようとは思わないのですが、「モモと時間泥棒」の話を思い出しながら、やはり時々、気になってしまいます。

詳しい悪影響などは私にはよくわかりませんが、一番最初に感じたことは、「ゲームで楽しんでいる」「気分転換している」「家の外に出るから健康に良い」などと良いことをイメージさせておいて、実際は本当に充実した人生がわからなくなり、大切な時間の使い方をよく考えなくなってしまうのではないかと思ったことでした。

「外に出て人との接点が増えるから、うつなどの精神的な病気にも良い」というような記事も見かけましたが、少し歩くから歩かないよりは良いにしても、私は一切、精神的に良い効果は望めないと思っています。

なぜなら、ゲームを通して人格的な会話が生まれるとは思えないからです。

「大人気のゲーム」「新感覚のゲーム」ということで私たちの周りに入ってきて、「実は何かに利用されている」「ユーザーが知らないうちに何かの働きに加担している」とするなら(参照記事)、ポケモンGO現象と「モモと時間泥棒」のお話はとてもよく似ていると言わざるを得ません。

私たちも知らないうちに植え付けられた価値観が間違っていたり、価値のないものに時間やお金を使ってしまったりする経験が少なからずあると思います。

「貯蓄している」または「良いことをしている」と思って一生懸命になっていることが、実は何かに利用されていたり、何かに加担していることに気づかないということが、実生活においてもあるのではないかと考えさせられました。

人生の終わりになって、「自分が一生懸命に費やしてきたことは無意味だった。間違っていた。」と気づくことになるのであれば、どんなにか悔しく、残念に思うことでしょう。

・・・

名作「モモ」、また読んでみたくなりました。

学生さんで読書感想文のための本を探しているなら、この夏、「モモ」はおすすめです。小学生中、高学年程度から読めますよ。

大人になっても忘れない、有意義な本だと思います。

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東京基督教大学神学部神学科卒、webライター1級

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