「かっこいいと言われるおじさんの趣味10選」というサイトで1位がサーフィン2位がスノーボード。

同じ横ノリなのにスケートボードは入っていないんだなぁと思っていた矢先、40才以上のメンバーで構成されるオヤジスケートチームが立ち上がったというニュースを聞きつけた。スケートボード界にも“かっこいいと言われるおじさん”はいるのか?彼らのホームスポット「Noah' aina SK8 park kawagoe」にて取材を敢行した。

そのチームの名前はPsyche Minority Skates(サイコマイノリティスケーツ)

※代表のハチ

出典 http://magazinesummit.jp

全員40歳以上で構成され、最年長は46歳、最年少は43歳。

メンバーは“ハチ”“会長”“新井”“ショーヘイ”“ゲン”“石塚”“秋庭”“ガムシャラー”“ミヤナベ(フロー)”で構成されており、代表者のハチさんは“sk80s cup 25over部門・優勝”“ramphouse(ランプハウス)東京MADMAXコンテスト・優勝”“oasis大人のスケボー大会・優勝”などなど、かなりの実力者。

メンバーの新井さんもoasisカップで2度の優勝を飾っており、スケートショップ「カットバック」からもスポンサーを受けている。チームには実力者だけでなくショーヘイさんは、なんとスケート歴5ヶ月(10代の頃にスケート経験あり)

そんな異色のスケートチームがPsycho Minority Skatesです。

「オヤジ目線」でスケートの魅力を伝えたい

※ショウヘイとゲン

出典 http://magazinesummit.jp

―― オヤジスケートチームPsycho Minority Skatesを立ち上げたきっかけは?

ショウヘイ「自分は10代の頃にスケートをしていたんですが、大人になってからは全くやらなくなってしまいました。でもやっぱりスケートボードをやっていた人間って縁石などを見ると自然とスケートのことを考えちゃうんですよ。けど、気持ちがあっても40才になってスケート始めるってなかなか難しい。そんな時にSNSがきっかけでハチくんと20年ぶりくらいに再会し誘ってくれて、そこから昔の仲間が集まって増えていきましたね。」

ゲン「自分は中学生の時に滑って以来メンバーとはずっと会ってなかったけどoasis24(現在SK80s)でばったり再会してって感じで加入しました。お互い、本名知らないけど当時のあだ名はわかるみたいな(笑)」

ハチ「ガムシャラーも高校生の時に一緒に滑ってた仲間でSNSで再会して。みんな一回はスケートやめてるんですよ。で一周まわって帰ってきた(笑)新井さんは元々全然繋がりがなかったんですけど、SNSでスケートやっているのを見かけて。当時自分も一人でスケートしていた時期があって、年も近かったんで(SNSで)声かけました。

SK80sというパークで大人のスケートボードコンテストっていうのを彼がサポートしていて、オヤジってコンテストとは無縁じゃないですか?それを見て「これはもう行くしかない」って感じで行ったら意気投合して、一緒に動画を撮ったりしてSNSにあげたりという活動をしていたんですよ。そしたらどんどん輪が広がっていって今年の4月にチームを立ち上げました。

昔のスケート仲間は、本名知らないし住所も知らない。当時は携帯もないから連絡の取りようがない。その場所行けば居るみたいな感じだったから。SNSがなければチームの結成はなかったですね」

―― 皆さん普段はどんな仕事をしているんですか?

ハチ「そういえば、みんなが何してるのか知らない(笑)。オレは肉屋。」

秋庭「オレはスケートパーク(の管理人)」

ガム「オレはタイル職人」

ゲン「オレは庭師」

新井「僕は看護師をしているので昼夜しっちゃかめっちゃかです。」

ショウヘイ「僕はフォトグラファーをしています。皆、定職につき社会人として独立した上でスケートを楽しんでいます。」


―― 家庭とスケートボードの両立の秘訣は?

ショーヘイ「奥さんへのバイブスチェックですね(笑)いついつみんなで集まろうってなると、何日も前から奥さんに根回ししておく。」

ハチ「積極的に洗濯物やったり子供お風呂入れたりしておいて、前日に「明日集まるんだけど行ってきていいかな?」って。
そうしておけば気持ちよく送り出していただけます」

ショーヘイ「僕はベアリングのメンテより奥さんのメンテを大事にしています。」

―― スケートボードしていてオヤジだからこそ感じられる魅力って何ですか?

ハチ「みんなでステッカー作ったりTシャツ作ったりとか、ガキの頃では出来なかった。」

ゲン「車もあるし、いろんなところにも行けてアホなことを本気で出来ること。」

新井「10代の頃にみんなで集まってワクワクしていた気持ちが、今この歳になってまた味わえるっていうのがすごく楽しい。」

ショーヘイ「大人になってから大勢でつるむって無いし、大人になって友達が出来るって素晴らしいことだしスケートボードって本当にすごいと思う。」

ハチ「この中にオーリーが出来る人って数えるほどしかいないけど、それでも楽しめる!」

―― 今後の目標は?

ハチ「フィルミングして、作品を作り上げること。僕らはあと何10年もスケート出来るってワケではないので。
あと、オヤジのコンテストを開催すること。今、大人のコンテストっていうと25才以上なんですよ。やっぱり25とは戦えないですよ!オレは優勝しましたけどね(笑)若い奴らには「なめんなよ」と(笑)

さらにオヤジスケーターたちでいい映像が撮れたら送ってもらって、うちらのFacebookなどでアップしたりして応援していきたいなと。全国のオヤジを奮い立たせていきたいですね。」

ショーヘイ「今SNS見てても若いスケーターしか見ないんですよ、なのであえてそこは40才以上の映像を見せていけたらなと。」

新井「自分たちが動画を上げていくことで“40代でもこんな事が出来る”って伝えていきたい。若いスケーターが階段飛んでいる映像もいいけど、40代なりにこんなことが出来るんだって見せていきたいんです。」

―― オヤジステッカーに込められた意味は?

ショーヘイ「チームのステッカー作っても意味ないと思ったんですよ。そこでマタニティマークみたいな感じで“オヤジ同士繋がろうよ”って感じで拡散するといいなという思いで作りました。初心者でもどんどん輪が広がって話しかけてくれたら嬉しいですね。」

―― 全国でくすぶっているオヤジスケーターに一言お願いします

ショーヘイ「とりあえず滑っちゃいなよ」

秋庭「戻ってこいよ」

石塚「オヤジスケーター皆優しいよ」

ゲン「Rは40超えてから(が楽しいよ)!」

ハチ「スケーター寿命は俺らがガンっと上げていきます!」

新井「若い子は一度やめちゃってもまた戻って来ればいいし、同世代はまだ始められるって思ってくれたらすごく嬉しい。」

忘れらないスケートボード

彼らの職業を聞いて正直、普段彼らが仕事をしている姿が想像できなかった。一体どんな顔をして仕事をしているのだろうか? 真面目な顔をしているのだろうか?しかしスケートボードをしている時はみんな同じ表情をしている。

スケートボードが彼らみんなを一つにしている。

筆者のスケートボードの始まりは高校生の頃、夏休みに家の前の坂道で二人の先輩が滑っていた所を仲間に入れてもらったのがきっかけだった。真夏にも関わらず昼間から毎日三人でその場所に集まっていた。毎日朝から晩までスケートボードをしてバカ話をして笑っていた。

そんな毎日がずっと続くと思っていた。しかしどんな人にも経験があるように三人はバラバラになり今はもう会う事もない。

彼らを見ているとそんなことを思い出す。オヤジスケートの醍醐味は“あの頃の楽しい”を“今も味わえる”事なのだろう。

ともかく、スケートボードが「かっこいいと言われるおじさんの趣味10選」に入るか否かは彼らの今後の活躍にかかっているのかもしれない。

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