夏の風物詩といえばスイカ割りですが、そもそもなぜスイカが割られるようになったのでしょう。また、あまり知られていませんが、スイカ割りには日本すいか割り推進協会認定版の公式ルールも存在しています。

今回はスイカ割りの起源やルールについて、簡単に紹介します。

スイカ割りの起源

出典 https://www.pakutaso.com

スイカ割りが行われるようになった理由を調べてみると、正しい1つの起源というのは不明のようで諸説あるようです。
いくつか例を上げると

・神様へのお供え物
・豊臣秀吉が安土城を建築する部下を盛り上げるため
・佐々木小次郎の亡霊を払うため
・居合い抜きのパフォーマンスなど

スイカ割りには、海の神にスイカを捧げ、海運と漁業、遊泳の安全の願いが込められています。

出典 http://e-jyouhou.com

豊臣秀吉が安土城建築の時に場を盛り上げるために始めた

出典 http://r25.jp

宮本武蔵VS佐々木小次郎の巌流島決戦があった後に敗れた佐々木小次郎の霊が出るという噂を聞きつけた。

宮本武蔵が目隠しをし木刀を持って霊の出る砂浜へ出向き
霊の前でスイカを割って霊を追っ払ったという起源

出典 http://1star.info

どの説もとても日本的で、有り得そうですよね。紹介したもの以外でもさまざまな説があるので、興味のある方は調べてみるのも楽しいかもしれません。

スイカ割りの公式ルール

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スイカ割りは目隠しして、棒でスイカを叩くだけでしょと思いきや、実はちゃんと日本すいか割り推進協会という団体がつくった、公式ルールが存在しています。

公式ルールでは競技場所、用具、競技者、競技の開始、競技の進行、判定、後始末の7条からなっており、かなり細かくルールが定められています。

第1条 (競技場所)
1.競技場所は、どこでも楽しめるスポーツですが、できれば『砂浜』又は、『芝生の広場』が最適である。
2.すいかと競技者(割る人)の間の距離は、5m以上7m以内とする。

出典 http://www.mitinoku.or.jp

あまり近くても簡単すぎるし、遠くても競技の進行が遅くなるからこの距離なのでしょうか。なぜか、明確な距離でなく若干幅があります。

第2条 (用具)
1.棒は、直径5cm以内、長さ1m20cm以内の棒とする。
2.目隠し用として、手拭またはタオルを準備する。
3.すいかは、『日本国産すいか』を用いる。

出典 http://www.mitinoku.or.jp

棒についても直径5cm以内と、割と細身なものが求められるようです。また、スイカが国産に限定されるのは、日本すいか割り推進協会の母体がJAであるため、大人の事情を考えてしまいます。

第3条 (競技者)
1.競技者はすいかを『割る人1名』と『サポーター複数』で1組とし、キャプテンを決める。『サポーター』は人数に制限はないが、『割る人』に対して『アッチだ』『ソッチだ』と的確なアドバイスを出さなければいけないので、事前に自分のサポーターの声を認識しておくこと。
2.審判員
審判員となるには、すいかが大好きであることを条件とする。また、公正な道徳心を持つ健康な人であり、特に以下の設問に3問以上答えられる人する。
(1)すいかの一番甘い部分はどこか?
(2)すいかの水分はどのくらい?
(3)おいしいすいかの見分け方は?
(4)すいかの種ってどのくらいあるか?
(5)すいかの原産地は?

出典 http://www.mitinoku.or.jp

特徴的なのは審判に関する規定もあるというところでしょう。審判になるためのハードルはなかなか高く、私は3問以上答えられないので、審判にはなれそうにありません……。

第4条 (競技の開始)
1.審判員は、距離と用具を確認する。
2.割る人の目隠しを確認する。この時、相手チームのキャプテンを同席し了解を得る。
3.フォーメーションローリング(スタートする時の回転)を行う。 回転方向は右回りで、回転数は5回と2/3回転とする。

出典 http://www.mitinoku.or.jp

目隠しした人をぐるぐる回すあれは、「フォーメーションローリング」というようです。言葉だけ聞くとなんとなく戦隊物の必殺技を連想させますが、実態はあのぐるぐるです。笑

第5条 (競技の進行)
1.競技者(割る人)の持ち時間は1分30秒とする。 審判員は、競技終了30秒前と10秒前に報告する。
2.サポーターからのアドバイスにおいて、以下の行為を禁止する。
(1)競技と関係のないアドバイス
(2)競技者を中傷するような言動
(3)すいかの真後ろに立って「私の声のする方へ」という指示
3.1人の競技者が終了したら、第6条により勝負の判定を行う。
4.勝負の判定が終わったら、次に、相手チームとスムーズに交代する。

出典 http://www.mitinoku.or.jp

余計なヤジなどは禁止されており、紳士のスポーツであることが分かります。

第6条 (勝負の判定)
1.すいかに当たらなかった場合、時間内であれば3回まで棒を振ることができる。
2.以下の点数表を参考に審判員が点数をつける。
◆空振り  0点
◆すいかに当たった  1点
◆すいかにひび割れができた  2~4点(ひび割れの程度による)
◆すいかの赤い果肉が見えた  5~10点

出典 http://www.mitinoku.or.jp

ひび割れの程度や果肉見え方で点数に幅があります。こういったときに、やはり3条の審判員の項目に定められている「公正な道徳心」を持った審判が重要になってくるのでしょう。

第7条 (後始末)
1.勝ったチームは、すいかを食べる権利があり、負けたチームは、残ったら食べることができる。
2.競技場所は、勝負の勝ち負けに関係なく、きれいにしゴミは持ち帰ること。

出典 http://www.mitinoku.or.jp

負けたチームはおあずけです。後片付けも当然負けたチームが行います。勝負事なので仕方ありませんね。

これからの季節、もしスイカ割りをする機会があれば今回紹介したルールを思い出して、公式ルールで戦ってみてはいかがでしょうか。

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