イオン系&セブン系のショッピングセンターやスーパーが、“こんなところにまで?”と思うような田舎をも含め、全国に進出している。

これにより、その地域でしか見かけなかった、地元のローカルスーパーが次々と潰れている。

若い世代は、都会でしか手に入らなかった商品が買えるようになり、その便利さに喜んでいる。だが、地元のスーパーがなくなり、困っている人たちもたくさんいる。

高齢者である。

大手流通の出店する店は、郊外型が多く、なおかつ巨大である。車がなければ、行けない場所にあることも多い。高齢者は車に乗れなくなっていることもある。乗ったとしても、長距離の運転は危険。

家が近くにあったとしても、店の巨大さ故に、利用しづらい部分も多い。

まずは、
・歩く時間・距離が長くなる。駐車場から店舗への距離も長い。

・店の中も広いので、歩きまわることに疲れる。

・欲しいモノが、なかなか見つからない。

・大きな店は天井が高く、腰の曲がった高齢者は、上に掲示された案内板が見えない。

・店が広いと、店員に聞こうとしても、近くにはいない。

・客が多くて、シルバーカーを押しながらでは歩きにくい。

・品数が多過ぎて、「どこに何があるのか」を覚えられない。

このように、若い人たちにはメリットが多い巨大スーパーでも、高齢者にとっては、不便な店になってしまうのである。

高齢者が求めているのは、「家の近く」にあって、「ほどほどの広さ」で、「すぐに店員に聞くことができる」店である。

慣れ親しんだ、地元のスーパーがなくなるのは、非常に困ることなのである。

欲しいモノがあれば、すぐに買いに行ける店。“いつものアレ”が、“あそこにある”店が、高齢者にとっては便利な店なのである。

地元の小さなローカルスーパーは、守らなければならない。新しいものばかりが、受け入れられるとは限らない。

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佐藤きよあき このユーザーの他の記事を見る

1961年兵庫県生まれ。神戸学院大学法学部中退。1981年、広告デザイン会社にコピーライターとして勤務。93年、プランナー・コピーライターとして、フリーランスに。仕事を継続したまま、96年、木のおもちゃ制作を開始。ネット販売に着手。その後、「販売の現場」を知るために、5年間スーパーに勤務。これにより、「メーカー」「販売現場」「広告・販促」のすべてを経験。この経験を生かし、2003年より、中小企業・個人商店向けメールマガジン「繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座」を発行。関連する情報販売、コンサルティングを開始。メールマガジン他、ブログ9本「Marketing Eye」「ビジネス界隈・気づきの視線」「企画する脳細胞・ビジネスの視点」「まちづくり・村おこしの教科書」「行列のできる『MENU』の創り方」「中高年のための新規開業サポート」「独立・起業の成功法則」「販促の知恵袋」「スキルアップでビジネスぶっちぎり!」を執筆中。現在、繁盛戦略コンサルタントおよび中小企業経営研究会のビジネス・カウンセラーとして活動。著書に「0円からできる売れるお店の作り方(彩図社)」がある。

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