ネットで3日前に投稿されたある一枚の写真が話題となっています。SNS「imgur」に投稿されたその写真はとてもパワフルでショッキングなもので、正直それを目にした時、筆者も衝撃を受けました。

そんな衝撃的な写真をあえてここに記事として書き留めて置こうと思ったのは、今、私たちが生きている現実社会から目をそらしてはいけないということをみなさんでシェアしてほしいと思ったからです。

テロ事件や差別による射殺事件など、相次いで痛ましい事件が起こっているアメリカ。アメリカで起こっている事件はもはや私たちにとっても「対岸の火事」とはいえないほど、世界中がテロの脅威に怯え、いつ、どこで誰が犠牲になってもおかしくないような時代に私たちは生きています。

誰かが常にどこかで血を流しているような社会にいつからなってしまったのでしょうか。人の命はいつからそんなにも軽くなってしまったのでしょう。常に「死」に直面しているEMS(緊急救命士)は日々、文字通り人命救助に努めています。一人でも多くの命を救うこと。それを使命とし毎日走り回っていても、エンドレスで続く人と人の争いを見ることにほとほと疲れてしまう救急隊員も決して少なくはないでしょう。

SNSに衝撃的な一枚の写真を投稿したのは、現在EMS(救命救急士)として働いている方です。その人物はここ最近立て続けに起こっているアメリカでの銃による犯罪を現場で見て来ました。そして終わらない銃撃戦に流される人の血を見て、これ以上耐えられないという苦悩のメッセージを綴りました。

注:今からお見せする写真は衝撃的です。血や心臓の弱い方は閲覧に注意してください。

「キツい」

出典 http://imgur.com

SNS「Imgur」のアカウント名「LostScotsman」という現役EMSスタッフが、実際に対応した救急車の中の様子です。車内に広がるおびただしい血。これはLostScotsmanさんがこの投稿前の3,4日で経験した事件の凄まじさを物語っています。

「ここ3,4日の間に起こったことを思うと、もうこれ以上自分はこの仕事はできないんじゃないかっていうぐらい落ち込んでいる。たった数日の間に、どれだけ多くの人の死を見て来たことか。人と人が理不尽な争いをする現場を見ることは、自分の気持ちを重くさせる以外に他ならない。

もう、仕事に行くことにうんざりだ。朝の4時に電話で「誰かが6回撃たれた」という連絡を受けるのももううんざりだ。家族にできる限りの手を尽くしたが無理でしたと言うのももう疲れた。親の死を前にして子供たちが泣き叫ぶのを聞くことにも疲れた。亡くなった人の葬儀に行くことももう辛い。毎日、誰かの愛する人の命が奪われていくのを見るのはもうたくさんだ。ドラッグが家族や住民、そして社会をも破滅させるのを見るのはもうたくさんなんだ。

それでも、どんなにうんざりしても、私たちは毎日現場へ向かう。自分と同じように身も心も疲れ切っている同僚の隣に座り救助に行くんだ。この仕事は決していい給料にはならない。正直、薄給だ。でも誰かが助けを必要とする限り、私たちはそこへ向かうんだ。

私たちは恐らく、君たちが経験する最悪な一日の数倍酷い経験をしていることだろう。そして大切な人を失う悲しみも十分わかる。大切な人を失って途方に暮れた母親や父親、子供たちの泣く姿も今まで十分すぎるほど見て来た。時々、夜に思うことがある。どうやったら世の中をいい方向に変えられるんだろうかって。

肌の色や宗教、その他いろんなことが原因で、この世界で人々がバラバラになっていくのを見るのはもううんざりだ。正直、誰かの争いを見るのはもう怖いんだ。あまりにも簡単に人の命が軽視されることに、もう私の胸は張り裂けそうだ。

人の命を簡単に奪うような奴を人として恥ずかしく思う。それと同時に、誇りに思える人たちもいる。彼らは常に他人を心からケアしている人たちだ。どうかみんな、誰かをケアすることを止めないでほしい。

今回、どうしてもここに気持ちを吐き出してしまいたかった。」

出典 http://imgur.com

この投稿は4日目にして既に535万以上の閲覧回数となっており、コメント数も約1200件と大反響を呼んでいます。現場のEMSスタッフの本音は、それを読んだ私たちに写真と同じほどの衝撃を与えました。

この投稿に対しネットユーザーからは

「自分も救急隊員だ。気持ちはわかる」
「ただただ悲しいですね」
「ありがとう…その一言を伝えたいです」
「人が醜くなっていくのを見るのはもううんざりだよね」
「あなたたちの活躍に私たちは救われています。ありがとう。これからも体に気を付けて」
「命こそが最も価値あるものなのに、わかっていない人間がいることは悲しいよね」
「あなたの心の叫びをメディアでも報道すべきだ」
「夫がEMSスタッフよ。私は毎日あなたたちスタッフの無事を祈っているわ。」
「あなたの仕事を尊敬するよ」

などといったコメントが続々と寄せられています。

EMSスタッフは、人の命を救うのが仕事です。それでも、人と人がこんなにも命を簡単に奪い合うという現実を見せつけられている毎日では、さすがに失望し、自分たちのしていることに対し葛藤もするでしょう。どれだけ人命救助をしても失われていく命。これほど辛いことはありません。それを目の当たりにした時「キツい」の一言しかないという気持ち、わかる気がします。

あなたは、この一枚の写真に何を感じますか。目をそらすことなく見た時に、現実世界がいかに荒れたものであるかを実感することでしょう。そんな世界を作り上げているのはまぎれもない私たち人間なのです。

戦争、暴力、差別。これらの犠牲になる人たちはあまりにも多く、それだけたくさんの血が今日も流れています。寝る間もなく24時間体制で人命救助に向かうEMSスタッフの気持ちをどうかシェアしてみてください。祈るだけでもいいのです。世界がこのままどうか壊れてしまわないように、筆者も祈り続けます。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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