みなさん、線維筋痛症(FM)という病名を聞いたことがありますか?「体の中をガラスの破片が流れるような痛み」「ナイフで切り裂かれたような痛み」「焼けるような痛み」など人によって様々に表現されます。また、同時に複数の部位が痛む人もいれば、その時々で痛む場所が移動する人もいます。
もし、痛みのせいで仕事や趣味が思い通りにできなくなったら…。健康な人には想像し難いかもしれませんが、いつ誰が発症してもおかしくは無いのです。

始まりは小さな痛み

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線維筋痛症は全身の強い痛みやこわばり、睡眠障害、うつ状態など様々な症状が生じる病気です。脳の働きの誤作動が原因と考えられていますが、一般的な検査では異常が見つからず、現時点でははっきりとした原因は分かっていません。

特徴的な症状が全身の強い痛みですが、肩こりなどの小さな痛みから始まることも少なくないようです。筆者自身も線維筋痛症患者ですが、振り返ってみると、最初の異変は軽い肩こりでした。膠原病や慢性疲労症候群、精神疾患が合併している場合もあるようなので、気になる症状があれば早めの受診を心がけたいものです。

現在は有効な薬も

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線維筋痛症の治療は、薬物療法・運動療法・認知行動療法などがあります。薬物療法では、痛みを感じやすくする神経にブレーキをかける「ノイロトロピン」や抗うつ剤、オピオイドなどが使われてきました。これらの薬は、有効性は確認されているそうですが、線維筋痛症に対しての治療薬としての適応は受けていませんでした。
 
2012年6月、神経障害性疼痛の治療薬として使用されていた「リリカ」が、日本で初めて線維筋痛症の治療薬としての適応を取得。2016年3月にはセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬と呼ばれる、うつ病の治療薬でもあるサインバルタも線維筋痛症に対しての適応が追加されました。

将来の治療法確立に期待!

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まだまだ医師の間でも認知度が高いとは言えない疾患ですが、線維筋痛症という病名で薬が処方できるようにもなり、線維筋痛症という病気が社会に認められるようになってきました。

いまだに解明されていない部分も多い線維筋痛症。しかし、少しずつですが確実に研究は進んできています。同じような症状で苦しんでいる方は、一人で悩まず受診してくださいね。

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