昔から四季がある日本では色々な道具で季節を感じていました。暑い夏に涼を感じるものに「金魚鉢」があります。夏の風物詩としてもお馴染みの金魚鉢は夏の季語にもなっています。Twitterユーザーのなみさんがお母さん宛に届いた立体の切り絵の金魚鉢の写真を投稿しました。

思わず感嘆の声がもれてしまいました!

本当に美しいですね。日本の夏を感じます。

すぐ壊れそうで、そおっと飾りました。

繊細な切り絵の美しさ。壊れそうで、そおっと飾る気持ちがとてもよくわかります。

これからの季節の癒し!

暑い夏に、青い金魚鉢と赤い金魚はとても涼やかです。

金魚鑑賞の歴史とは?

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今でも日本人にとって金魚は馴染みの深い魚です。その歴史はとても古いものなのです。

中国では、少なくとも1500年以上もの昔から金魚が飼育されていたと言われていますが、日本の金魚の歴史は、室町時代中期の1502年(文亀2年)頃、中国から金魚(和金)が渡来したことによって始まったと考えられています。

出典 http://kingyo.oboroduki.com

中国から渡来したのが起源なのです。

室町時代当時の金魚は、とても一般庶民の手の届くようなものではなく、物珍しさから一部の貴族や富裕階級の間でのみ育てられていた魚だったようで、庶民の間でも育てられるようになったのは、それからずっと後の明治時代に入ってからなのだそうです。

出典 http://kingyo.oboroduki.com

江戸時代の終わり頃、ガラス製の金魚鑑賞器が広まり、魚を横から鑑賞する楽しみ方が始まったんだそう。メダカは上から鑑賞する魚。金魚を横から鑑賞するというのは、日本では金魚鉢が始まりなんだそうです。

昭和以降に金魚鉢は普及しました。

江戸時代の金魚鑑賞で普及した金魚鉢。現代になって大きなアクアリウムで金魚を鑑賞する大規模な催しがこの夏あるのです。

アートアクアリウム2016が開催!

出典 http://artaquarium.jp

会場コンセプトは「現代における江戸の花街」。
会場には、江戸切子を用いた作品や神秘的な赤い柱が設置されるなど、非日常的で幻想的な空間が広がります。
日本橋会場に舞い降りる金魚の数は期間中、これまでの1会場あたりの最大数5,000匹を超える、約8,000匹を予定しています。

出典 http://artaquarium.jp

テーマは「江戸・金魚の涼」。江戸時代に日本橋で金魚が庶民文化として根付き、金魚を鑑賞して涼をとっていた文化を現代に蘇らせるんだそうです。大きなガラスの水槽に8000匹の金魚が泳ぐのです。楽しみですね。

動画でご覧ください!

出典 YouTube

2016年7月8日(金)-9月25日(日)/会期中無休
日本橋三井ホール

「ファインディング・ドリー」とのコラボレーションも!

出典 http://www.amazon.co.jp

このほど同展覧会とのスペシャルタッグが決定したのは、日本でのディズニー/ピクサー歴代興収No.1作品『ファインディング・ニモ』の1年後の世界を描く『ファインディング・ドリー』。特別展示では、金魚ではなくナンヨウハギ(ドリー)とカクレクマノミ(ニモ)で彩られる作品が制作される。

出典 http://news.livedoor.com

子ども達を熱帯魚の世界へ導いた「ファインディング・ニモ」の続編「ファインディング・ドリー」とのスペシャルタッグはとても楽しみですね。

日本の庶民文化に根付いている金魚。なみさんが投稿してくれた繊細な立体切り絵の金魚鉢は思わず感嘆の声を漏らしてしまうほど、見事なものです。一枚の紙からこんな素敵な金魚鉢が生まれました。涼を感じながら、家に飾って、いつまでも眺めていたいですね。

夏の季語にもなっている「金魚鉢」。金魚を鑑賞する風流さは日本の夏の楽しみでもあります。童心に帰って今年の夏は金魚すくいや、アートアクアリウムを訪ねてみませんか?

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東京が好きで、昭和が好きで、古い日本のドラマも好きで、カフェが好き。
忘れられかけている遠い記憶のことを掘り起こしています。

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