兄弟2人とも遺伝性心臓疾患だった

アメリカ・ミシガン州に住む3人の子供の父親のスタン・ラーキンさん(25歳)は、重い心臓疾患のため、2014年11月に心臓摘出の手術を受けました。

スタンさんは、16歳の時にバスケットボールをしている最中に突然倒れ、遺伝性心臓疾患の家族性心筋症と診断されました。しばらくして、弟のドミニクさん(24歳)も同じ疾患を持つことが分かりました。

その後、2人ともが心不全に陥り、心原性ショックを発症して、2014年に心臓を摘出し、人工心臓が装着されました。そして2人ともドナーが現れるまで待たなければなりませんでした。

幸いドミニクさんは2015年1月に心臓移植手術を受けることができたのですが、スタンさんには、ドナーが中々現れませんでした。

それでも、スタンさんの人工心臓の具合は良好で、退院して自宅で過ごすことが許可されたのです。これはミシガン州では初めてのケースでした。

出典 http://www.mirror.co.uk

弟のドミニクさん(左)と兄のスタンさん(右)

体内に心臓がなくても生きられる

「体内に心臓がない状態でも生きられると医師に言われ、人工的な機械が自分の心臓になると聞かされた時はとてもショックだった。」とスタンさんは当時を振り返って言いました。

スタンさんの人工心臓はシンカーディア製の人工心臓で「フリーダム・ドライバー」というもので、重さは13.5ポンド(約6.12㎏)あり、バッグパックに入れて背中にしょって歩くタイプのものでした。

「心臓がバッグパックの中に入っていて自分の体から管でつながっているだけで、本物と少しも変わらないと思えた。教科書が入ったバックパックを背負っているような感覚だった。」

出典 http://www.sciencealert.com

人工心臓を背負って生活していたスタンさん

体内に心臓なしで過ごした555日目に心臓移植の手術

2016年5月9日、とうとうスタンさんにドナーが現れ、心臓移植の手術がうけられることになりました。それはスタンさんが体内に心臓なしで(人工心臓を背負って)過ごした555日目のことでした。

とうとう心臓移植ができることを知ったスタンさんは「まるでジェットコースターに乗っているように興奮している。」と嬉しい気持ちを表現しました。

心臓移植手術の経過はとても良好で、スタンさんは順調に回復しているそうです。

最後に、移植手術後のスタンさんの言葉を載せておきます。

“I got the transplant two weeks ago and I feel like I could take a jog as we speak.I want to thank the donor who gave themselves for me. I’d like to meet their family one day. Hopefully they’d want to meet me.”

私は2週間前に移植手術を受けました。私自身、ジョギングができるくらいの元気が出ています。ドナーになってくれた人には本当に感謝しています。できれば、いつかドナーになってくれた方のご家族に会って感謝の気持ちを伝えたいと思っています。

出典 http://naturalsociety.com

移植手術から2週間後のスタンさんの言葉

厳しい現実

アメリカ臓器移植ネットワークによると、全米では心臓移植を待つ患者数は約4千人に上るそうです。末期状態の心不全に陥って、腎臓や肝臓など他の臓器不全に至る患者も少なくないそうで、人工心臓のようなサポートも受けられないまま死亡しているという現実があり、1日平均22人の患者がドナーを待つ間に死亡しているそうです。

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さくらまい (Mai Sakura) このユーザーの他の記事を見る

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日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。
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